【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
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赤ちゃんの遊びの特徴「繰り返し遊び」。
ただ繰り返すだけの動作は大人にはつまらないですが、繰り返す遊びは赤ちゃんにとってはとっても面白い遊びなんです。
エデュテでもとっても人気の
「TREEスロープ」。
このおもちゃをおもちゃコンサルタントの「たむらあゆみ先生」が徹底解説!!
スロープにボールを転がすシンプルな遊びですが、小さい子から大人まで不思議と大人気のおもちゃです。
おすすめポイントはなんといっても考え抜かれた設計です。
1歳くらいの子がお座りしたときにちょうど良い目線の高さになっています。
さらにまだたっちが不安定な1歳児さんが寄りかかっても倒れにくい奥行き16cmの安定した土台になっていて、ボールの大きさは、直径4.5cmと誤飲しないサイズなので小さな子でも安心して遊ばせてあげることができます。
そして、スロープが前後両面に付いているところ!
手前のスロープにボールが転がったと思ったら後ろに消えて、また前に出てくる。
見えなくなる瞬間はボールは一体どこにあるんだろう?と後ろをのぞき込んだり、穴に手を入れてボールを捕まえようとしたり、目で見える部分だけではない奥の世界があることを認識していきます。
この『見えては隠れ、見えては隠れ』の繰り返しで物事の仕組みを理解するので、『いないいないばぁ』遊びと同じように小さな子にはとっても魅力的な要素です。
大人にとっては、上部に持ち手があるところがありがたいですね。
安定した設計だからこそずっしりと重量感もあるのですが、持ち手があることでちょっと違う部屋に運びたいときや掃除機をかけるときなどに持ち上げやすいところも作り手の優しさを感じます。
鈴の音が聴きたくて何度もボールを転がす。
ボールが見えなくなったときはどこにあるんだろう?と気になってまたボールを転がす・・・・。
そんな繰り返し遊びのおもちゃです♪
【遊び方】
●まずは見守る●
全部でボールは4つあるのですが、まずは1つだけを子どもに渡してみましょう。
スロープを前に、最初はどんな風に遊ぶのか気づかないかもしれません。
それでも大人は何も言わずに見守ってみてください。転がしたくてもボールが上手くスロープに入らないこともあるかもしれませんが、『自分で気づけるかな?』と待ってあげるのもおもしろい観察のひとつですよ。大きく重さもある木のボールなので、万が一投げてしまうようであれば大人がゆっくりと黄色い穴にボールを入れるのを見せてあげるといいでしょう。
コトンコトンとボールがスロープを転がっていくのを見た子は、きっと投げるよりも面白い遊びができることに気づき大人と同じようにボールを転がしてみたい!とマネをしてくれると思います。
「なんだこれは!」と子どもの目がキラリと光ったらもうこっちのものです。
●繰り返し転がす●
転がる仕組みを理解し「やってみたい!」のスイッチが入った子は、あとは何も言わなくてもひたすら何度も何度もボールを転がすことを繰り返します。
最初は1つのボールでじっくりと仕組みを観察したくらいでボールを全て渡してあげるとどんな風に遊び出すのか、その違いを観察しているのも面白いですね。
そして、遊んでいる時の子どもの表情や目線、手の動きを観察してみてください。
小さな手でしっかりとボールを掴み、スタートの黄色い穴のところで手を離し、ボールが転がる動きを目で捉え、鈴が鳴るのを期待した表情で見つめているのではないでしょうか?
●大人も遊ぶ●
このTREEスロープはなぜか大人にも人気のおもちゃです。
子どものためにこのおもちゃを置いておいたとしても、必ずと言っていいほどそばにいる大人もボールを何度も転がしています。その様子をコンサルタントとして客観的に見ているとボールを転がしている大人は小さな子どもと違って無心の表情なんですね。きっとストレスのある日常生活のなかでこのシンプルなおもちゃはほんの一瞬でも心を無にしてくれる癒やしの時間へと連れて行ってくれるんだと思います。
おもちゃコンサルタント
たむら あゆみ