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子育て世帯の防災について考える。食料品より大切なものとは?

エデュテ

 

ここ数年、私たち親世代が子どもの頃には見られなかったような

自然現象が頻発している印象を受けます。

地震や大雨による災害の報道に対しても、敏感になってきたように感じます。

 

皆さんは、災害時の備えはしていますか?

私は数年前に、かんぱんと水を買っただけで、

あとは何も対策をしていませんでした。

つい最近、やっと重い腰を上げて、防災グッズを買ったり、

避難場所や親戚との連絡方法を確認するなど、

いざという時の備えを始めたところです。

 

そのきっかけとなったのが、先日参加した、子育て世帯に向けた防災の講演会です。

大人だけの世帯と違い、子どもがいる家庭では、

備品として用意しておくものや避難方法に工夫が必要だとわかり、

一気に防災への意識が高まりました。

 

いざというときの備えは何もやっていない!

何から始めていいか分からない!という方のために、

今回は、私が試してみた防災グッズをひとつご紹介します。

 

避難所で最も困ること、第一位は?

 

何かと不便が多いであろう避難所ですが、

被災者の方が最も困ること第一位は何だと思いますか?

意外かもしれませんが、実はトイレの問題です。

 

水や食料品は各家庭で用意している場合も多く、

支援物資としても届きやすいものですが、

トイレの用意をしている家庭はまだまだ少ないのが現状だそう。

 

また、避難所にトイレが設置されるまでの平均日数は約3日〜4日。

中には、災害から1か月近くトイレが設置されない場合もあるようです。

 

さらに、トイレが設置されたとしても、衛生面の問題もありますし、

被災者の心理的ストレスが影響して、

トイレに行っても排尿・排便ができないというケースもあるそうで、

なかなか深刻な問題になっています。

 

簡易トイレの重要性

 

上記のことから、防災グッズで用意しておくべきもののひとつに、

簡易トイレが挙げられます。

尿を吸収してくれるジェルと、防臭効果のある袋などを重点に探すと良いでしょう。

 

では一体、何回分の用意をしておけば良いのでしょうか?

答えは、1人あたり50回です。

 

大人は平均1日7回ほどトイレに行きます。

避難所で仮設トイレが設置された李、自宅でも断水が数日間あることを想定し、

トイレが使える状況になるまでを1週間と見積もります。

1日7回×7日分で、約50回分の簡易トイレが必要という計算ですね。

 

そして、これは1人あたりの数なので、

4人家族であれば全部で200回分の用意が目安です。

私はかなり多い数だなと思いました。

 

簡易トイレを使ってみた

 

防災の講演を聞いたのち、

さっそく簡易トイレを購入し、子どもたちと一緒に使ってみました。

 

様々なメーカーのものが売られていますが、

今回購入したものはトイレやバケツなどに付属の薬を入れた

ビニール袋をセットし、排泄をするというものでした。

その薬によって、尿がジェル状に固まり、防臭作用が施されたビニール袋は

しっかり結んで可燃ゴミとして出せるようになっています。

 

固まったジェルを袋の上から触ってみると、

パンパンに膨れた子どものオムツのような感覚でした。

 

我が家には小1、年中、2歳の子どもがいます。

3人に、簡易トイレを自宅の便座にセットして上手に使用できるか試してもらいました。

 

上の2人はニヤニヤしながら何の問題もなくおしっこを済ませました。

しかし2か月前にオムツが取れたばかりの末っ子は、

上の2人の様子を見たあとでも怖がって泣いてしまい、

結局、簡易トイレで用を足すことはできませんでした。

これがおしっこを我慢してしまうことにつながると思うと、

少しゾッとします。

 

実際に私も簡易トイレを使ってみましたが、

確かに「ここで出しちゃっていいのかな?」といった

ソワソワした感覚があったのは事実です。

 

まとめ

 

今回、2歳の末っ子が泣いてしまったことからも、

普段から避難生活を想定しておくことの必要性を強く感じました。

 

トイレの他にも、非常食に食べ慣れておく、

そもそも火を使わない料理のレパートリーを増やしておくなど、

普段からできることはまだまだたくさんありそうです。

 

防災グッズはそろえるだけでは足りません。

問題なく使えることを確認し、慣れておくまでが災害の備え

だと感じました。

 

「やらなきゃ」と思うだけで、まだ行動に移せていないというあなた!

これをきっかけに、少しずつ着手して、

一緒にいざという時の備えをしていきましょう。

 

ライター 仙台凛

 

実際に被災に遭った経験があったり、防災士の方が参加されている催しに参加するなどの実体験がないと、なかなか防災グッズを本格的に準備しようとはならないかもしれませんが、日頃からもしもの時を想定して備えておいた方が良いですよね。例えば、身近な無印良品にも「防災グッズ」が販売されているので、お買い物がてらにチェックしてみるのも良いかもしれませんよ。