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離乳食から大切な「咀嚼力」ですが、幼児食に移行し、
3歳過ぎても口の中でお肉などの歯応えのある食材を、
なかなか噛み切れない子が増えている傾向に。
特徴として、食感のある食べ物を食べても、
ずっと口の中で味がなくなるまですり潰し、細かくかみ砕けず、
最終的にべーっと出してしまうケースがあります。
離乳食からしっかり食材の固さの段階を踏まえて、
少しずつ歯応えのある食材を与えることで解決されます。
幼児食に進んでも咀嚼力が弱い子は、毎食、
食感のある食材を取り入れて咀嚼力をきちんと鍛えることが大切です。
離乳食の頃から煮物やうどんなどの柔らかい料理ばかり与えていることが、
咀嚼力の弱い子の傾向にありますが、ほかにも、ママが急いでいる時に、
スプーンを早く赤ちゃんの口に入れてしまい、咀嚼力の低下につながる可能性も。
スプーンに乗せた食材を口に落とすように入れると、
後に自分で食べるようになった時に、上唇を上手く使えなくなってしまいます。
赤ちゃんの上唇にスプーンを当て、
しっかり上唇を使って食材を口に入れ込む動きができているか確認し、
繰り返し与えるようにしましょう。
煮込む料理だと、柔らかくて食べやすいですが、
どうしても食材が柔らかくなるため、
焼いたり素揚げするとしっかりと噛む癖がつきやすいです。
また、野菜は繊維に沿って切ると歯応えが良くなります。
切り方や調理法を変えるだけで、咀嚼の回数が増えるのでおすすめです。
また、離乳食完了気の頃から、食材をかじり取る練習もさせてあげましょう。
少し大きめに作り、あごもよく動かすことで、発達にもつながります。
ただし、このような料理が1食の中で多いと、
子どもの苦手な食材を増やしてしまうこともある為、なるべく献立の1品は、
こうした噛む力を育てる料理があると子どもも無理なく進められます。
バランスと子どもの様子をチェックしながら育んでいきましょう。
噛む回数が多い人は、体内で消化・吸収をしやすくすることや、
免疫力も高まり、風邪予防やアレルギーの抑制にもつながります。
これらのことから、腸内環境も良い状態で保たれるため、内臓のケアにも役に立ちます。
また、乳幼児期に気を付けたい歯並びや虫歯予防、あごの成長など、
しっかり噛むことで沢山のメリットがあります。
ただ、注意しなければならない点は、
お腹が空いているとき、早食いの原因になります。
野菜や汁物から与え、しっかり噛むよう伝えることも大切です。
子どもの将来の健康に大きくつながる発達段階なので、
ママがしっかりサポートしてあげてくださいね。
子どもが食べるときに、ママがきちんと口の使い方を見て、
正しい動きを身につけてあげましょう。
まだ言葉が通じなくても、
「もぐもぐしようね。」などと声掛けしてあげることも大切です。
また、ママが噛んでいる動作を見せてあげると、
子どもも学習し、マネをします。
幼児食に移行して噛む力が弱い子も、固さの段階を踏んで、
しっかり噛めるよう練習すれば遅くありません。
料理に1品で良いので、食卓に意識して与えてくださいね。
近年、硬いものを食べることを避けたり、よく噛まない子どもが増加傾向にあり、顎の発達が不十分、歯並びが良くない子どもが増えているといわれています。「食べ物を噛んで、飲み込む」能力は、人が生まれつき持っている能力ではなく、離乳食、幼児食を通して練習によって身に付けられるものです。噛むことと健康との関わりについて、食育を含めて考えてみましょう♪