出産祝いにおもちゃはいらない⁉喜ばれるおもちゃの選び方
>続きを読む
リビング学習という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この言葉からどのような光景が思い浮かびますか?
お料理をしているママと、ダイニングテーブルで宿題を進めている子どもが、
たまに目を合わせて笑う、そんなイメージでしょうか。
我が家には小学校1年生の子どもがいますが、
専用の子ども部屋や勉強机は用意しておらず、リビング学習をしています。
リビングで過ごす時間が長いと、
ノートを広げて問題を解いている時だけが勉強ではないように思います。
我が家では小学校入学前からポスターを使った学習を取り入れており、
最近になって効果が出てきたと感じています。
今回は我が家で実践したポスター暗記法について具体例も交えながらご紹介します。
ところで、「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存じでしょうか。
人が何かを学んだ時、
時間の経過とともに記憶がどれくらい残っているのかを調べた実験です。
その結果、驚くべきことがわかりました。
・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる
最初の1時間で半分以上を忘れてしまうのですね。
学習を効果的に定着させる方法のひとつに「何度も繰り返し見る」があります。
勉強したことを確実に身につけるためにも、壁に貼ったポスターを活用し、
生活の中で自然と見る回数を増やしていくと、無理なく覚えることができそうです。
小学1年生の2学期頃から、国語の授業で漢字の学習が始まります。
いきなり知らない漢字の書き順を習い、5回ずつ書きましょう、
宿題で3ページ進めましょう、来週は漢字テストをします、
などと言われることを想像すると、なかなかハードだと思いませんか。
漢字は書く前に読めるようにするのが基本です。
そのため漢字ポスターをリビングに貼っておくことは非常におすすめです。
我が家は、子どもが年長の時、
たまたまもらった小学生低学年用の漢字ポスターをリビングに貼っておきました。
私から積極的に漢字を覚えさせようという働きかけはしていませんが、
気が向いた時に子どもが眺めて、兄弟姉妹で会話をしていることもありました。
そのおかげか、小学校入学の時点で1年生で習う漢字のほとんどは
読めるようになっていました。
「この漢字知ってる!」「わたし、読めるよ!」こうしたちょっとの自信があれば、
書き順を習う時にもかなりハードルが下がるのではないでしょうか。
次に我が家で取り組んだのは、九九表です。
ちょうどコロナの緊急事態宣言でおうち時間が増えた時、
子どもたちと一緒に大きなカレンダーの裏に表を作り、九九表を完成させました。
この時、50cmの長い定規を使ったのですが、
長さの感覚を養ったり、真っ直ぐな線を引くことの難しさを経験したりと、
九九以外でも子どもの脳を刺激してくれそうな経験を数多くできました。
見栄えはあまり良くない九九表でしたが、
子どもの中には「自分で作った」という愛着が生まれ、
ボロボロになっても大切にしています。
私自身、小学2年生の時に九九を覚えるのに苦労した苦い思い出があります。
漢字同様、少し先取りで自然に馴染ませていくのは我が子には合っているです。
他にも、日本地図で都道府県名や地域の特産物を覚えたり、
世界地図で国旗を見慣れておくと、いずれ社会のテストで役立つかもしれません。
もっと年齢の小さいお子さんなら、ひらがな表でも良いでしょうし、
子どもが興味を示したものをポスター化して一緒に作ると
親子で楽しむ時間共有することもできます。
ぜひ、お試しください!
ライター 仙台凛