赤ちゃんの木のおもちゃ・知育玩具の公式通販エデュテ本店

在庫のある商品は平日12時までのご注文で即日発送3,980円以上で送料無料!

登園自粛明け、親子の心の葛藤

エデュテ

登園自粛明け、親子の心の葛藤

コロナウイルスの影響で幼稚園や保育園に登園出来ず、いざ再開したものの、登園を嫌がるお子さんもいたのではないでしょうか?

 

現在3歳児クラスの息子がまさにその状態です。息子はこども園(園の呼び方は幼稚園)に通っており、1・2歳児クラスの時は3号児として、4月からは1号児に認定変更し利用する事になっていましたが、登園自粛の期間を経て、すっかり幼稚園離れしてしまいました。

 

環境の変化に敏感な息子

 

登園自粛明け、親子の心の葛藤

 

昨年2歳児クラスになってすぐ、進級による環境の変化の影響か、「ようちえんこわい」と言って不安がっていたり、1歳児クラスの頃に比べて、朝の分離に時間がかかるようになっていました。

半年ほど経過してやっと「ようちえんたのしかった」と言うようになり、安心していましたが、年明け辺りから「ももぐみさん(年少クラス)にならない!」と言い始めました。

でもこの調子で通えていれば、年少進級も大丈夫かな?と思っていた矢先の登園自粛でした。

 

自由登園」という形で再開した園

 

登園自粛明け、親子の心の葛藤

 

6月が近付き、いよいよ幼稚園が始まるぞ!と私も期待と不安を胸にしていたある日、息子に幼稚園の話をちらつかせると、「にゅうえんしきおやすみする」「せいふくきない」と出てくる言葉は拒否のオンパレード。

これは困ったと思い、時々制服を着せ「かっこいいね~」とヨイショコールをして制服着用はクリア。

そして制服を着て園に挨拶だけしに行くという「登園ごっこ」で幼稚園に行く事に体を慣らし、入園式も無事クリア。

ここまではどうにか順調でしたが、いざ登園となると、園に向かう途中から泣き暴れ…あまりに拒否が強いもので、ついには私も泣いて…(笑)ブレブレの親子でした。

激しく泣く息子を無理矢理連れて行く事が出来ず、夫に送りを頼める時にチャレンジし、家で私との壮絶な別れがありましたが、無事に午前保育だけ過ごす事が出来ました。

 

 

母の揺れる思い

 

登園自粛明け、親子の心の葛藤

 

一度登園すれば大丈夫かな?と思ったが、「あしたようちえん?」と聞いてきたり「ようちえんきらい」とやはり拒否ワードに、夢でうなされるというおまけ付きでした。

そんな状態を見ているのも辛く、毎日通うことは断念し、週に1~2回どうにか登園させる日々でした。

でもわかってはいたのです。母との別れは辛いけれど、行ってしまえば大丈夫だという事を。

通い続ければ慣れていく事も。それなのに毎日送り出せない私が息子の拒否を助長させてしまっているのではないか、でもこんなに無理をさせてまで行く必要があるの?いったい何が正解なの?と自問自答する日々でした。

登園自粛期間の親子の時間が、お互いにとって離れがたい気持ちを育んでいたのかもしれません。

 

支えてくれたママ友に感謝

 

登園自粛明け、親子の心の葛藤

 

気持ちが大きく揺れていた私達親子でしたが、新入園ではなく進級だった事もあり、周囲には親子を理解し支えてくれるママ友がいました。

話を聞いてもらったり、気分転換に誘ってもらったりし、こんな言葉をかけてくれました。

『正解が分からない、という事は何が間違いかも分からないって事だと思うから、とりあえず母親が下した判断がその時の最善だと思うようにしよう!子どもの心身の変化を一番に察知する母親が感じた事がその場の最善だよ!きっと、私達が悩んで下した決断は子どもたちの不利益になることは無いと思う!』この力強い言葉にどれだけ勇気をもらった事か…。

 

いつかは思い出話になるのだろうと思い、まだまだ「いきたくない!」と暴れる息子とたまに休みつつ、時々がんばりつつ、幼稚園での生活に慣れていってもらいたいと感じる母でした。

 

 

 

ライター 田中 めぐみ