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新学期がスタートして2ヶ月目になった5月。
この春、幼稚園に入園した我が家の3才児も、ガラッと変わった新生活にようやく慣れてきた様子です。しかし入園からしばらくは、毎朝「行きたくない」と泣いており、私も胸がきゅーっと締め付けられる思いで送り出していました。
今では着替えや準備を率先してやり、笑顔で登園できるようになってきたのでほっとしています。
今回は、ここまでの間、私がたったひとつだけ心がけていたことをご紹介します。
もくじ
すべてはこれに尽きます。
家庭とは心が安らぎ、エネルギーの充電ができる場所。
「行きたくない」と素直に気持ちを表現できるのは、むしろ素晴らしいことです。
ぎゅっと抱きしめてから「そっか、行きたくないんだね」とそのまま同じ言葉を返すことを毎日のように続けました。
ここで、せきを切ったように泣き出すこともあれば、意外とすぐに泣き止みケロッとした表情に戻ることもありましたが、マイナスの感情を全て出し切ってしまえば気持ちが上向きになるようです。
「やっぱり幼稚園に行く」
「お母さんも一緒に来て」
などの言葉が出たタイミングで、あとは本人のペースに合わせて身支度を整えていきました。
生まれた時から上の子の幼稚園の送迎に付き合い、何度も建物の中に入り、先生方には顔も名前も覚えてもらっていた我が家の新年少さん。
慣れているから大丈夫かと思いきや、やはり常に親と一緒に行動するか、制服を着てひとりで園に入っていくかには、私の想像を超えた大きな違いがあったのだなと気づきました。
私は毎日お弁当を作っています。
特に子どもが気に入っているおかずは頻繁に入れるよう心がけています。
飽きないように、様々な食材になじんでもらえるようにと、できるだけおかずのバリエーションを増やそうとする親の気持ちとは裏腹に、子どもからは冷凍のちくわの磯部揚げをリクエストされる毎日です。
まずは幼稚園での生活に慣れることを最優先し、栄養バランスは二の次にして、お弁当タイムが楽しみになるおかずを心がけています。
他にも、ふりかけの味は何がいい?と選んでもらうことも、幼稚園に行きたいという気持ちにつながっています。
子どもの性格にもよりますが、この子の場合は幼稚園でどのようなことをして過ごしたのか、わりとよくお話ししてくれるタイプのようです。
お帰りの前には、明日はどんな遊びをするかを先生が教えてくれるそうで、毎朝出発前に、「今日は何して遊ぶんだっけ?」と聞くことも多いです。
すると「粘土をやるんだって」「晴れたらお外遊びで滑り台やるよ」など教えてくれるので、私も「いいねぇ!とっても楽しみだね」とテンション高めにお返事しています。
大人も子どもも、どんな小さなことでもほめられると嬉しくなりますよね。
気分が上がれば、少しくらい嫌なことに対しても「まぁ、これぐらいやってもいいか」という気持ちになれる気がします。
この仕組みを利用して、朝の時間帯には、どんな些細な事ことでも子どもをほめることを意識しています。
積極的に身支度やお手伝いをしてくれた時はもちろん、お絵かきをすれば「あら素敵じゃない」を声をかけ、つみきで作ったものを見せてくれたときには「いいねぇ〜!」と笑ってお返事します。
ほめるまでいかなくとも、子どものことをなるべく肯定的にとらえ、さらにそれを言葉にして本人に伝えることで、気持ちが少しでも前向きになればいいなと思っています。
上記のような対応の工夫をしても、毎日うまくいくとは限りません。
何をしても気持ちが切り替わらず、結局先生に抱っこされて連れていかれることも何度もありました。親としては、毎朝泣かれるのも辛いですが、それも長い人生の中で考えるとほんの一瞬のことかもしれません。
ちなみに上の子は年中さんの終わりまで、かなりの頻度で登園時に泣いていました。
これらを子どものかわいい個性のひとつととらえ、今後も温かく見守っていきたいです。
この記事を書いた人
ライター 仙台りん