【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
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子ども時代の記憶で、一番最初に思い出すものは何ですか?私の場合は、眠る前に絵本を読んでもらったこと。大好きな母にぴったりくっついて好きな絵本を読んでもらえる時間は、とても安心できました。そして、絵本も童話も小説も大好きになった私。大学では図書館司書と司書教諭の資格を取得し、研修では子どもへの読み聞かせも経験しました。いつか自分の子どもに読み聞かせしたいと願っていたので、子どもを授かった時は本当に嬉しくて、気が早いと思いつつ妊娠中から沢山の絵本を買い込んでいました。
そして待望の赤ちゃんが誕生!授乳しながら寝てしまうことが多かったため、卒乳した1才半すぎからお気に入りの絵本をお供に寝かしつけを始めました。しかし、娘は絵本を読んでもらえると大喜び!私の期待に反し、ちっとも眠る体制に入りません。「あっかい!(もう1回)」と言いながら満面の笑顔。ページをめくる度に目がキラキラしてくる娘を横目に、何かが違う…と思いつつ、何回も同じ絵本を読んだのでした。その後、寝る時間になると好きな絵本を選んでくるようになり、絵本での寝かしつけは定着したのですが、想定と違ったことが2つありました。
1つ目は、ちっとも眠くなってくれないこと。絵本や紙芝居、先生やパパママのお話しは座って聞くもので、眠くなるために横になって聞く、ということがピンと来なかったようなのです。これには私もビックリしましたが、大人が会議中にうっかりウトウトするのとは違うよね…と隙あらば眠くなりがちな自身を反省。結局、絵本はしっかり座って読むけれど、読み終わったら布団に横になって眠ろう、ということになりました。そして絵本は3冊まで。持てないほど沢山の絵本をもってよたよた布団に向かってくる姿は「可愛すぎる、存在が罪ぃ~!」でしたが、寝不足になるので上限を決めました。また、図書館の読み聞かせで使うロウソクを真似て、小さなランプを設置。読み始める前に娘が点け、終わったらまた娘が消す、という役割を追加したことでメリハリがついたのか、「あっかい!(もう1回)」無しでスムーズに布団に横になってくれるようになりました。
2つ目は、ママに絵本を読ませてくれないこと。自分で読むのをママに聞いていて欲しいようなのですが、まだ文字が読めないので、私が小声で「むかしむかし…」と1文節ごとに囁き、娘が「むーち!むーち!」と叫んでいる、という構図です。ひたすら可愛いのですが、とにかく時間がかかります。その日読む絵本は娘が自分で選ぶのですが、「こっちのお話はどう?」となるべく短い絵本を選ぶよう誘導するママと、「えぇ~!?」と抵抗する娘の攻防が寝る前のお決まりになってしまいました。絵本を読み終わった後は、部屋を暗くし、出来るだけ静かに過ごします。日中保育園でたくさん刺激をもらっているせいか、そのまま眠ってしまうことがほとんどです。眠くなれずお喋りしたがる日もありますが、「ママは寝ちゃったよー」と繰り返し、母娘で笑いをこらえながら横になっています。
読みきかせといえば絵本!聞いていれば眠くなる!という先入観があった私には驚きの多い「絵本で寝かしつけ」でしたが、どうして横にならないのか、子どもの気持ちを考える機会となりとても貴重でした。もちろん子どもが嫌がることの全てに理由がある訳でもなく、大人の時間も有限なので付き合ってあげられないこともあるのですが、出来るだけ子どもの気持ちを考えつつ、これからも育児をしていけたらいいなと思います