【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
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0歳で大きな身体の動きを獲得し、1歳で心が豊かに成長しはじめ、2歳でさらに複雑な感情が芽生え、運動量も増えてきました。
3歳代では0~2歳までで育んできた根っこがもっともっと太く丈夫に成熟していく時です。
これまでは、家庭の中が中心の生活でお母さんやお父さん、兄弟など身近な家族とのコミュニケーションだけで充分だった子どもの世界が、今度は家庭を飛び出し少しずつ新しい社会へ広がり始めていくのも3歳の年齢辺りからです。
お母さんが目の前にいなくても、別の場所にちゃんといるんだ。
保育園に行ってお母さんと離れてもわたしとお母さんの関係はなにも変わらないんだ。
という関係の永続性が理解できて母子分離が始まります。
新たに出会う家族以外の人、園の先生やお友達、スーパーでいつも会うレジのお姉さんなど自分と親しくしてくれる『仲間』という意識も徐々に芽生えていきます。
とはいえ、まだまだ上手に仲良く協力して遊ぶのは難しい時期でもあります。
3歳児さんは、『お友達と協力して一緒に遊ぶ』というよりも、『同じ空間にいてそれぞれで遊ぶ』という平行遊びが中心です。
善悪の判断もできるようになってくる時なので、お友達とトラブルになったときには気持ちを聞き取りどのように対処すればよかったかを一緒に考えてあげるといいですよ。
《3歳児へのおもちゃ選びのポイント》
3歳になる辺りから少しずつ社会にはルールがあるということがわかるようになっていきます。
そのためには簡単なルールがある遊びを提供してあげるといいですよ。
例えば、ママと2人で順番に積み木を積み上げる、自分の順番が来るまで並んで待つなどは遊びやおもちゃを通して教えてあげるチャンスですね。
そして、家族以外の人間関係が広がってきた3歳児さんは、大人、特にお母さんや先生がやっていることや喋っている言葉にもとても興味を持ちます。
先生やお母さんのまねっこをしておままごとが始まったり、人形遊びを始めたりします。
お母さんの口調とそっくりな喋り方をしてびっくりさせられたりするかもしれませんね。
子どもは大人を本当に良く見ています。「お母さんと同じことをしたい!」という子には小さなお母さんになれるようなおもちゃを選んであげるといいですね。
そして、何かに集中できる時間も長くなっていきます。
「これをやってみたい!」しかも、「ひとりでやってみたい!」という欲求が高まります。
この『ひとりでやってみたい!』が叶えられるおもちゃを選び、それに集中し、『ひとりでできた!』の達成感を味わうことで『わたしはできるんだ!』という自己肯定感が高まります。
例えば大きなカップから段々と小さなカップを積み上げていくスタッキングのおもちゃや迷路のおもちゃなど、つまりスタートがあってゴールのあるおもちゃがあると「できた!」の達成感を感じさせてくれるでしょう。
~まとめのポイント~
・簡単なルールを教えてあげられる遊びやおもちゃを。
・小さな大人になれるおもちゃや人形。
・「やってみたい!ひとりでできた!」の達成感を感じるおもちゃ
・スタートがあってゴールのある遊びやおもちゃ。
おもちゃコンサルタント たむらあゆみ