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商品開発「ハシコ」ちゃんの出産秘話をご紹介!
初めての出産の時の話です。
初めての出産なのでわからない事だらけ。
バースプランを聞かれる産婦人科もありますが、何も聞かれない産婦人科だったので、どんな出産になるか臨月を迎えたあたりから毎日ドキドキ。まさか出産直後に分娩室が普通では味わえない雰囲気になるとは思いもせず…
出産予定日を過ぎて3日ぐらい。
いよいよ陣痛が始まりました!
病院に行っても「前駆陣痛なので本陣痛になるまで家で過ごして下さい」と言われて自宅待機。
陣痛が始まると病院に行けると思っていたので「もう痛いのにこれぐらいの痛みでは、出産の痛みから程遠いのか」とこれから起こる出産の大変さを覚悟。
陣痛に耐えている間に外の景色もだんだん暗くなってきました。
陣痛がきつくなり取り乱さないように注意しながら電話すると「まだ全然話せてるから自宅待機してもらって大丈夫です。」と言われさらに自宅待機。
陣痛の波と波の間に意識がない(寝てた?!)ような状態になったのでお風呂に入って体を温めて痛みを逃し、それでも痛みが逃しきれず、お風呂から出るとさらに大きな痛みがくるようになりました。どれが痛みのMAXなのかもわからずひたすら痛みの波に耐える夜。
真っ暗な部屋のソファーの上で寝ながらDVDプレーヤーの光る時計を頼りに陣痛間隔を計測。
朝方になり耐えられないほどの陣痛。とにかく取り乱さず電話をする事だけを考え病院に自分で電話。
痛みはかなり激しく、間隔は3分間隔、体を温めすぎて喉はカラカラ。「もうこれ以上の痛みを自宅で迎えるなんて考えられない!」状態でした。
私が陣痛に耐えている間、夫はというと…寝てもらっていました。
陣痛がきつくなってきたのが夜だったので夫には「何かあったら呼ぶから寝てて」と伝えた後、私が一言も発することなく何時間も陣痛に耐えていたので、夫はずっと寝ていました。
自分で病院に電話をすると電話に出た助産師さんから今の状況を色々質問されてること約3分間。「取り乱したくない!」という想いで電話していたのでその想いが叶ったのか、奇跡的にその間だけ陣痛の波がおさまっていました。
すると助産師さんが「そんなにちゃんと話せていたらまだ自宅待機で大丈夫です」と言われる事に。
「もうこれ以上痛くなると病院に向かえそうにありません」と伝えると「おにぎりか何か食べれそうですか?」と聞かれました。
痛いけど痛みと痛みの間隔に食いしん坊な私は食べれそう!でも、それを言うと病院に行かせてもらえない!と察して
「何も食べれません」と伝え、病院に行ける許可がやっと出ました。
母に電話して車で迎えに来てもらい、その頃にはいきみが止まらない状況に。それを少し救ってくれたのが事前に用意していたテニスボールでした。色々な出産体験談を読んでいたのが役に立ちました。
朝の7時ちょうどに病院に到着。
病院では私を含めて3人が出産を間近に迎えていました。私は分娩室ではなく簡易な病室に通され助産師さんから「今は他の方が出産されたところなので」と説明があり分娩室からバースデーソングが聞こえてきていました。
「出産は波があるから満月や潮の満ちる時に出産の時間が重なる」なんて助産師さんの話では聞いいたけど、私も誰かとタイミングが重なっていたようです。
簡易な病室で寝ていきみに耐えている間に母が助産師さんに「あとどれぐらいで産まれますか?」と聞くと「1時間以内に産まれますよ」と。この言葉は嬉しかったので今でも良く覚えています。「この陣痛も1時間以内で終わる」と気が楽になった瞬間でした。
私の出産まで間近。私より早く分娩室を使っていた妊婦さんにはいつもより早めに分娩室を譲ってもらい、私より早く病院にきて陣痛に耐えている方を追い越す形で私が分娩室に入ることに。
簡易な病室から分娩室までは徒歩。「この状況で歩かないと駄目なのか」と思いながらもペンギンのような足取りで分娩室へ。
分娩室に着いて15分ほどで第一子の男の子が生まれました!
生まれた感動というより、無事に出産が終わった安心感に包まれていると音楽が流れてきました。
私より1つ前に出産された方みたいにバースデーソングが流れてくるのかと思っていたら…
「♬よーーーーポンポンポンポンポン」みたいな歌舞伎?みたいな音が。そして遠くでスタッフらしき人が「あれ?あれ?」と言いながら機械を操作中。
どうやら有線放送の「バースデーソングチャンネル」にしたかったみたいだけど、チャンネルの合わせ方がわからなかったのか、歌舞伎?Jpop?演歌?何この曲?みたいなのが順番に流れて、しばらく無音に。
その後に有線放送の機械の操作がわかるスタッフが来たみたいで無事にバースデーになりました♬
出産直後の歌舞伎みたいな曲も面白かったけど、やっぱりバースデーソングの方が分娩室の雰囲気が明るくなってよかったです。
私の出産直後にもう1人の妊婦さんも分娩室に入らないと行けないタイミングになり、早めに分娩室を去ることになり慌ただしい出産でした。
面白い感じの出産になったけど、無事に出産出来たし、あれはあれで良かったかなって思っています。
後日談。
私の出産の様子を聞いた他の助産師さんから「今回みたいなタイミングで病院に来たら2人目は家で出産することになるから気をつけてね」とアドバイスをもらいました。
あとは静かに陣痛を耐えるより「少し痛さをアピールした方が旦那さんに出産のありがたみを知ってもらえる」とベテラン助産師さんからアドバイスをもらいました。
2人目の時は、早めに病院に行かせてくださいと事前に病院にお願いしていたら破水から始まり自然な流れで早めに病院に行けました。