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漫画「ピーナッツ」の登場人物”ライナス”が毛布を肌身離さず大事にしていることから、そんな子どもを見て「ライナスの毛布みたいだね」なんて言う事がありますね。
こういった、乳幼児が特別に愛着を寄せるようになる毛布、タオル、ぬいぐるみなど無生物の対象を「移行対象」と言うそうです。
触ったり、口にくわえたりすることによって、安心感を得るようです。
私の息子は使い古しのバスタオル好きから始まり、今は犬のぬいぐるみへの愛着が強いです。今回はそんな息子の愛着歴を振り返ってみました。
皆さんのお子さんにも、心の拠り所となるような物、ありましたか?
父母愛用の使い古しバスタオル
息子が最初に愛着を持ったバスタオルは、赤ちゃんの頃から寝る時に上掛けとして使っていたものです。
汚れることも視野に入れ、夫婦2人の時期が長かった私達が新婚のころから使っていた、使用歴7年のバスタオルを使っていたのですが、気が付くとそのボロボロのバスタオルを大事そうに抱えていました。
保育園に入園する際、お昼寝用の上掛けを持参するのに、使い古しのバスタオルを持っていく事になったのが、少し恥ずかしかったのですが、大好きなバスタオルで安心して過ごせたようです。
お友達のバスタオルで似た傾向の物があったようで、お昼寝時にその子の物も回収しに行っていたほど、バスタオルへの愛が強かったようです。
動けなくなったわんころりん
バスタオルへの愛も少し落ち着いてきた頃、次に息子が愛したのは、電池式の吠えて動く犬のぬいぐるみでした。(以下、愛称のわんころりんと呼びます。)
1歳頃なんとなく購入し、初めは吠えて動く姿にビビり、その後しばらくは見向きもしなかったのですが、何をきっかけにか、3歳頃になり突如溺愛するようになったのです。
ある時はパンを与え、またある時は上着のジッパーを少し下げ懐に入れ、まるで抱っこ紐で抱える母のように…。
相棒のように一緒に居た結果、わんころりんは電池を入れても吠えず、4足中の3足が折れて動かなくなりましたが、それでも大切にする息子でした。
電池を入れても動かなくなったのを契機に、兼ねてから希望が出ていた、外出と入浴の許可も降り、共に過ごす時間が増え、更に愛が深くなっていった息子でした。
お陰で、ツヤツヤしていた毛並みはあっという間にボサボサになりました。
それでも大好きだよ、わんころりん
新品と見比べなくても明らかにボロボロのわんころりんですが、息子の喜怒哀楽、色々な姿に寄り添ってくれています。無垢な眼差しで見つめてくれます。
いつか忘れてしまう時が来るのかな、と思うけれど、私の中の思い出として大事にし、いつか大人になった息子に「こんな風に大事にしていたんだよ」と伝える日を楽しみにしようと思っています。
ライター タナカ メグミ