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出産経験のある方は、妊娠後期のことをどれぐらい覚えているでしょうか?
私は、3回目の出産から2年以上が経過し、街でお腹の大きな妊婦さんを見かけると、懐かしい気持ちになることがあります。
そんな中、先日産休に入った幼稚園の先生とお話しして、「ペイフォワード」について思ったことがありました。
ペイフォワードとは、ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいくことを意味する英語です。
AさんがBさんに与える。Bさんは今すぐにAさんへ直接恩を返すことができなくても、のちにCさんに与える。
Cさんは、AさんやBさんに対して恩を感じながら、つぎの世代へ伝えていく。
こうした好循環をペイフォワードと呼びます。
私自身が妊婦だった時を思い返してみると、「ゆっくりして」「無理しないで」「上の子も大事だけれど妊婦さん自身の体調も同じくらい大切に」、こうした周りの気遣いをたくさんいただきました。
嬉しかった反面、実はちょっと気持ちが落ち込んだこともあります。
「そうは言っても、上の子を抱っこしないと、この泣きじゃくった状況をどうするの?」
「じゃあ、ご飯、お風呂、寝かしつけ、誰が代わってくれるの?」
こんな思いになることがありました。
自分の体を大事にしなければならないことは、妊婦さん本人が一番よくわかっているはず。
さらに経産婦さんなら、上の子のこと、仕事のこと、家庭のこと、すべてのバランスを見ながら、休むのか、ちょっと無理してでも動くのか、自分の体と向き合って過ごしていることでしょう。
そんな中、「お腹の赤ちゃんのためにも少し休んだら?」などと声をかけられ、もどかしい気持ちになったことを思い出しました。
この1〜2ヶ月の間、妊娠後期に入った先生が、グズグズする息子を抱き上げてくれたり、園庭で子どもたちと元気に遊んだりする姿を何度も見かけました。
私はその度に、お腹が張らないかな?、転ばないかな?とハラハラしていました。
それでも私は、自分が当時言われて1番嬉しかった言葉を先生にかけるよう心がけました。
「先生、お腹が大きくて大変なのに、いつもありがとうございます。」
頑張っている人へエールを贈る、これは母親になっても、いただけると嬉しい言葉だなと感じています。
最近、幼稚園に行きたくないと朝から泣いている子どもを、時に遅刻しながら何とか幼稚園バスに乗せている日々なのですが、バス停で待ってくれていた先生が、「お母さん、毎朝お疲れ様です」と声をかけてくれます。
バスを待たせてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいの私には、一番心に染み入る言葉です。
今は、私がバスの先生に直接恩返しをすることはできません。
けれども、子どもが大きくなってゆとりができた時には、今の私のようにグズる子どもを抱えるお母さんへ、
「頑張っているね」「ちゃんと子どもに向き合っている証拠よ」と、
気持ちが軽くなる言葉をかけてあげられたら良いなと思いました。
そしてなにより、産休に入った先生には、元気な赤ちゃんを生んで欲しいと心から願っています。
ライター 仙台凛
頑張っている人へエールを贈る、これは母親になっても、いただけると嬉しい言葉ですね。
ぜひ、普段の生活に取り入れるように心がけたいですね。