赤ちゃんが生まれて家族が増えるということは、たとえコロナ禍であっても非常に嬉しいお知らせですよね。
しかし地域によっては何度も緊急事態宣言が発令されているのが現状。
本来なら直接会って出産祝いを渡したいと思っていた方も、遠慮すべきか考え直しているかもしれません。
また、感染が少ない地域なら会いに行って良いのか?そもそも良くないニュースが続く中で出産祝いを贈っても良いのか?など迷っている方も多いのではないでしょうか。
このような厳しい状況であっても、出産祝いを贈ることで、おめでとうの気持ちを伝えることはできます。
さらに現在は、たとえ家族であっても立ち会い出産や面会ができない場合も多く、そんな時に出産祝いを通じて赤ちゃんの誕生をお祝いしてくれる人がいれば、パパもママもほっと心が和み、喜んでくれるのではないでしょうか。
そこで今回は、コロナ禍でも安心・安全に出産祝いを贈るポイントやタイミングについて説明します。
もくじ
出産祝いは通常、退院後から生後1か月のお宮参りの時期までに渡すと良いとされています。
しかし、コロナ禍の現在は外出もままならず、お宮参りを控えたり延期したりする場合も少なくありません。
出産祝いを贈るのが遅れてしまっても仕方ない状況です。できるだけ生後1か月頃までを目安としつつも、贈る方ももらう方も、安心して受け渡しができるように出産祝いを準備をすると良いでしょう。
意外と知られていないかもしれませんが、赤ちゃんが生まれる前に出産祝いを渡すのは実はマナー違反です。
出産は命懸け。いざ分娩というときに何が起こるかわかりません。
無事に出産を終え、母子ともに健康ですと連絡をもらってから贈る手配を整えましょう。
直接会って手渡しする場合は、必ず事前に日時を約束しておきましょう。
こちらの都合ではなく、あくまでママと赤ちゃんの体調を最優先にし、家に訪問する場合も滞在時間はなるべく短くするなど、相手の負担にならないよう気をつけましょう。
コロナ禍の現在は、やはり郵送で出産祝いを贈るのがおすすめです。最近の宅急便では、玄関先に荷物を置いてもらえる「置き配」というシステムもあります。
なるべく他人との接触を減らす工夫をしながら気持ちを伝えられるといいですね。
また、郵送の場合は、受け取り日時の希望を聞くなど、赤ちゃんのお世話に奮闘しているママへの気遣いをお忘れなく。
「里帰り出産」という言葉を聞いたことはありますか?
ママが出産前後に実家に帰り、サポートを受けながら家事・育児をすることです。
出産直後は、ホルモンバランスの乱れや骨盤のゆるみなど体調がすぐれないことが多くあります。
さらに夜中の授乳で睡眠時間もかなり削られるため、体を休めることも大切です。
里帰りの期間は、妊娠34~36週ごろから産後1か月までの約2か月半ほどが一般的ですが、状況によっては数ヶ月から半年くらいに及ぶ場合もあります。
出産祝いを郵送する場合、可能であれば送り先を確認することがおすすめです。
パパが受け取ってママに届けてくれる場合もありますが、状況によってはせっかく贈った出産祝いが何か月もママの手元に届かないことも。
あらかじめ里帰り出産がわかっている場合は、出産祝いを実家と自宅のどちらに贈れば良いか聞いてみるとよいでしょう。
生後1か月までに出産祝いを渡せなくても心配ありません。
出産祝いはあくまでお祝いの気持ちを伝えるものですから、無理のないスケジュールで渡せば大丈夫です。
時期にこだわるよりも、どんなものなら喜んでくれるだろうかと想像しながら、想いを込めて出産祝いを選び、祝福する気持ちを伝えることが大切ですね。
赤ちゃんとの新生活が落ち着いた頃を見計らって直接会いに行ける場合は、そのときに出産祝いとして渡すと良いでしょう 。
それでもなんとなく渡すタイミングを逃してしまったという場合は、1歳の誕生日祝いの頃にプレゼントを渡しても良いでしょう。
実は、出産祝いの時に比べ、1歳前後の方が選べる品物の幅もグンと広がります。
赤ちゃんの好みもわかってくるので、出産祝いの品物選びがより楽しく感じられるかもしれません。
「出産祝いを渡しそびれていたことがずっと気になっていた」などと正直な気持ちをひとこと添えて渡せば何ら問題はありません。
出産祝いは気持ちを伝えることが大切ではありますが、 やはり一般的に多くの方がしているように「生後1か月以内」に贈ることが望ましいでしょう。
その理由のひとつに半返しの負担を考慮するというものがあります。
実は出産祝いをもらったら、その半額程度に相当する品物をお礼としてお返しするのが一般的です。
これを「内祝い」とか「半返し」と呼んでいます。
よほど親しい身内や友達同士であれば、お返しはなしで、と出産祝いを贈ることもありますが、普段から交流が少ない親族や職場の人など少し改まった関係性の相手の場合は半返しをすることが多いです。
出産祝いを贈るタイミングが他の人と大きくずれてしまうと半返しの手配をする時期もずれてしまい、相手に余計な負担をかけることになります。
出産祝いを贈りたいと思っているのならば、あらかじめ何を贈るか候補を絞り込んでおき、無事出産を終えたと連絡がきたらすぐ手配できるように準備しておきましょう。
出産祝いは、相手との立場や関係性、普段からの交流の深さによって、3000円程度から数万円までと金額に幅があります。
ここでは、出産祝いをどのような視点で選ぶと喜ばれるかご紹介していきます。
洋服、スタイ、タオルなど、ママや赤ちゃんが毎日のように身につけたり使ったりするものは洗い替えも多めに用意しています。
そんな中、名前が入っているものがあれば特別感が高まります。
大人でも、気に入っている文具にローマ字でオシャレに名前が入っていると、気持ちが上がりますよね。
ちょっとしたお出かけの際にも、名入れの服やスタイでファッションを楽しめるのがいいですね。
衣料以外では、名入れの木のおもちゃも人気のプレゼントのひとつです。
木のおもちゃはプラスチックのおもちゃよりも高価なものも多いですが、長く使えるとあって出産祝いに選ばれる方も多いです。
名前が入っているだけで、「赤ちゃんの事を考えて贈ってくれたのだな。」と温かい気持ちになり、何よりも特別感を感じることが出来ます。
何年経った後でも、「そういえばこのおもちゃは…」と記念になるのもいいですね。
カタログギフトはここ数年、大変人気があります。
贈る側は予算に合わせて選ぶことができ、もらう側も好きなものや必要なものを自分のタイミングで注文できるため、双方にメリットがありますね。
ギフトの中には、グルメ商品やママを癒すグッズも含まれていることがあり、赤ちゃん用品がすでにそろっているような場合でも、ママや家族が楽しめるものを選ぶことが可能です。
出産祝いでよく選ばれるもののひとつに、洋服があります。
赤ちゃんは、生後半年頃までは成長のスピードが速く、1か月前に着ていたものがもう着られない、ということもしばしば。
もし出産祝いの贈り物に何を選べば良いか迷った場合は、生まれた季節から半年後くらいに着られそうなサイズの服を選ぶのもおすすめです。
春夏生まれの場合は冬のアウター、秋冬生まれの場合は生後半年から1年後にかけて着られるような薄手の長袖などを探してみてください。
生後2〜3か月以降は、 徐々に物を握る事が出来るようになり、次のステップとして握ったものを舐めるようになります。
赤ちゃんは指先がまだ器用に使えません。
舐めることによって、様々な形、大きさ、感触を確かめながら成長していきます。
誤飲を防ぐためにも大きさに注意しながら、なめても安心な素材でできている積み木や、木のおもちゃなどを贈っても喜ばれるでしょう。
また、生まれたばかりの赤ちゃんはよく物が見えませんが、成長に合わせて視力が上がっていきます。
カラフルなおもちゃも、赤ちゃんにとっては刺激をたくさん与えてくれる良い出産祝いと言えるでしょう。
この名の通り、おむつをケーキに見立ててデコレーションしたもので、出産祝いの定番と言えるでしょう。
複数のおむつのサイズを組み合わせていることもあり、1か月健診が終わるころまは家に飾って楽しむこともできます。
とは言え、赤ちゃんがあまり成長しすぎるとサイズアウトしてしまうため、出産祝いとしておむつケーキを贈る場合はなるべく早く渡すように心がけてくださいね。
ライター 仙台凛
いかがでしたか。コロナ禍で日常生活に不便がある中での出産祝い選びは、これまで以上に悩んだり迷ったりすることが増えるかもしれません。それでも気持ちは必ず伝わります。あまり気負わず、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、あなたらしい出産祝いを見つけてくださいね。