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保育園や幼稚園に子どもが通うようになり、「後ろ髪を引かれる思いで…」と表現されるように、母子分離で胸がざわついたママ達も多かったのではないでしょうか。
私も例外ではありませんでした。
3歳の息子は1歳児から通っていた、幼稚園型のこども園で、今年から一号児として通っていますが、コロナの影響もあり、数ヶ月家庭で過ごしたからか、幼稚園が再開してもなかなか行きたがらず…。
登園拒否と表現せざるを得ない状態となり、「行きたくない」と言う息子を登園させるのは、心苦しく大変な日々でした。
分散登園等を特に行っていなかったので、毎日登園日でしたが、5日間通うのはハードルが高すぎて、まずは週に1日、次の週は2日、と少しずつ登園日を増やしていきました。
初めて週3日通えた!と思った翌日、息子の身体に蕁麻疹が出ていました。
親目線で、相当神経を使って過ごしていた事が推測されましたが、受診した病院でも、登園を嫌がっている事を特に触れなかったのにもかかわらず、「幼稚園で負担になることが多かったのかな?」と言われました。
初めは泣いて分離していましたが、週に数日の登園を繰り返し1ヶ月が経ち、少し慣れてきたようで、泣かずに登園出来る日が増えてきました。
そうなると親の欲も出てしまい、週3日以上通えるのでは?!と思ってしまいましたが、連日登園すると、「ようちえんいきすぎじゃない?」と聞かれたりもします。
又、「きょうようちえん?」と休みを望む様子が見られました。
数ヶ月、家庭で過ごしていたので、幼稚園に毎日行く事に異変を感じたようです。
どうして幼稚園に行きたくないのか、遠回しに話を聞いていると、こう答え、幼稚園に母が居ない事が淋しいようです。
(ちなみに、家では「おかあさん」なのですが、幼稚園では「ママ」のようです。)
1歳児クラスから過ごしていた園だから、離れて過ごす事には慣れていると思っていましたが、私が仕事を辞めた事を理解したのか、家に居るのにどうして?と思うようです。
週3日、これが現時点での彼の精一杯のようです。
今はそのペースでがんばってもらっています。
そんな息子ですが、聞くと幼稚園での話をぽろぽろと話してくれます。
何をして遊んだのが楽しかったとか、誰が居たとか、そんな話を聞き出していますが、「せんせいにママいつくるの?ってきいちゃうの。」「せんせいにママにでんわしてもらって、はやくおむかえこないかなーっておもうの。」「おむかえいつかなーって、とけいみるけどわからないの。」など常に待ちわびている発言が多いのです。
こんなにも求めてくれている事を考えると、いつかは離れていってしまうのだと思うと、登園できる日が増えてきたのは嬉しいけれど、今のままでも良いなと複雑な気持ちになります。
“子どもなりにがんばっている”、言葉では簡単に言えるけれど、毎日通っている子もいるのになと思ったり、「行きたくない」と泣いて暴れていた時は、そのがんばりを手放しに認めてあげられない自分もいました。
何をどうがんばっているかは、それぞれ、その時々に違うのだから、きちんと自分の息子の様子を見て、どんな小さながんばりでも、「がんばったね!」と言える親になりたい、そう思いました。
ライター 田中 めぐみ
まとめ
「幼稚園行きたくない!」
通いはじめの慣れない時期、行きたがらない話はよく聞きますよね。
子どもの感じていること、頑張りをママが大きく受け止め包み込んであげたいですね。
終わって見れば良い思い出になっているはず。その時はとっても大変ですが、少しずつ乗り越えられるといいですね。