直立二足歩行ができるのはヒトだけです。
つかまり立ちからつたい歩きへ、そして直立二足歩行へと発達していく時期の子どもの頭の中は『とにかく歩きたい!』という欲求が溢れてくる時です。
でも、体重移動がまだ上手にできなくてなかなか一歩を踏み出せなかったり、すぐに転んでしまったりする体幹の不安定な時期です。
そんな時にこの安定感のある手押し車「ベビーファーストウォーカー」を手にした子は、歩く喜びを噛みしめるかのように瞳をキラキラ輝かせて夢中で歩いてくれると思います。
ママやパパが前に立って、「こっちまでおいで~!」と呼びかけてあげるとさらにやる気をアップさせて近づいてきてくれるでしょう。
よちよち歩きを卒業した子でも、この手押し車は大好きです。
荷台に荷物を乗せて運んだり、お気に入りのぬいぐるみを乗せてベビーカーのようにして遊んだりとごっこ遊びの世界も広がります。
手押し車は昔から愛されてきた定番のおもちゃですが、使用期間が短いイメージがあります。
その点、このベビーファーストウォーカーは手押し車としての機能だけでなく、指先トレーニングができる仕掛けが9種類もついているところが魅力です。まだつかまり立ちをする前のおすわり期の赤ちゃんでも、座った状態で指先を使って遊ぶことができるので、早めに購入しても長く遊ぶことができますね。
本体は4.4kgと安定感があり、持ち手の位置や角度も絶妙で、よちよち歩きの子がつかまって歩いても多少のことでは倒れない設計になっています。スピードが出すぎることもありませんが、調整したいのであれば荷台に水を入れたペットボトルなどの重しを置けばスピードを抑えることができます。
まだ体幹の不安定な子どもの歩行を安定して支えるため、タイヤは前後にしか動かないようにもなっているので安心です。タイヤにはゴムが巻かれているので、転がしたときにも静かで、下の階への音の響きを気にされる方にもおすすめできます。
●指先の知育遊びに●
寝返る、這う、歩く・・・といった体全体を使った動きを『粗大運動』といいます。そして、手や指先を使った細かく繊細な動きを『微細運動』といいます。
粗大運動も微細運動も子どもの発達にはどちらも欠かせない運動で、それらは日常生活や遊びの中で少しずつ育まれていきます。
このベビーファーストウォーカーは、歯車、ギロ、そろばん、ミラー、ドア、迷路、時計、スライダー、絵合わせの全9種類の仕掛けがついています。
この仕掛けで遊ぶことで、めくる、回す、つまむ、こする、握る、弾くといった様々な細かい手指の発達を自然と促してくれます。つまり、楽しく遊びながら粗大運動としての歩行を助けてくれるだけでなく、微細運動の発達も促進してくれるおもちゃだということができます。素材は安心安全な木で作られているので、電池を入れてボタンを押せば電気が光ったり、電子音が鳴なったりするおもちゃは刺激が強くてあまり好まないというご家庭にもおすすめです。
おもちゃコンサルタント・日本ベビーサイン協会マスター認定講師
たむらあゆみ
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