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日々、仕事や子育てに追われているママたち。
心にゆとりがないと、子どもに対してもやさしく接することができませんよね。
恥ずかしながら、私も、些細なことですぐイライラしてしまうことはあります。
今回はそんな私が、朝の幼稚園バスの見送り時に見た、心がほっこりしたお話をお伝えします。
私は毎朝、1歳の末っ子を連れて、年長、年少の2人を幼稚園バスの停留所まで送り届けています。
先日、幼稚園バスが10分ほど早く到着したのですが、同じバス停の子がまだ来ておらず、バスはそのまましばらく停車していました。
我が家のバス停はルートの最後なので、バスの中はすでに園児でいっぱい。
子ども達も「あれ?あれ?」といった様子で周りをキョロキョロ見渡していました。
そんな中、遠くから走ってくる親子を見つけた園児の1人が「来た来たー!」と声をあげました。
その瞬間、バスの中の子ども達が全員立ち上がり、「ほんとだー!」「がんばれー」と言いながら、後ろを向いて全力で手を振り始めたのです。
息を切らしながらバスに乗り込んだその子を、「おはよう」「待ってたよー」とみんなが笑顔で迎え入れ、バスは無事に出発しました。
たったそれだけの光景でしたが、なんだかとても温かい気持ちになれた朝で、私は目頭が熱くなるのを感じました。
「やさしい園児たち」という見出しをつけましたが、子ども達に、そのつもりはなかったかもしれません。
ただただ純粋に、友達を待って、走ってくる姿を見つけて、迎え入れた、それだけのような気がします。
私は、それでもなぜだか、じわーんときてしまいました。
毎朝、お弁当、水筒、プールバッグ、濡らした汗拭き用タオルと、幼稚園児にはなかなかの量の荷物を持った2人を連れ、歩きたいと泣いて体をくねらせる1歳を乗せたベビーカーを押し、炎天下の中、車や自転車に気をつけてバス停に向かう。
これだけでも、結構な神経を使います。
家の中では、ドアに手をはさまないか、机の角に頭をぶつけないか、いつの間にか階段に行って落ちないかなど、大人1人で自由奔放な子ども3人をみるのは、緊張やストレスの連続です。
日々の忙しさや余裕のなさで、いつの間にか気持ちがいっぱいいっぱいになっていたところ、純粋な子ども達の姿を見て、良い意味でふっと力が抜けたような気がしました。
1歳の末っ子は、あまり人見知りをしません。
上の2人を見送ったあとはベビーカーから降りて私と一緒に歩きながら帰るのですが、他の幼稚園バスが停車し園児が乗っている横を通ると、必ず立ち止まり、お見送りをします。
上の2人にバイバイする時と同じように、ニコニコして一生懸命に手を振るときの眼差しは、とてもまっすぐで、またしても私の心に染み入りました。
まとめ
大変なことも多いですが、やっぱり子どもっていいですね。イライラして怒ってしまうこともありますが、そんな時こそ、子ども達の純粋な姿を思い出したいものです。
ライター 仙台凛