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話し相手が欲しくて

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赤ちゃんが生まれると、一日の大半を赤ちゃんと二人きりで過ごすことが多く、ママ友達と遊ぶ予定などがないと、日中は誰とも話さずに過ごしている日も多くありました。今はよく耳にするようになった「ワンオペ育児」を日中にしていました。私は日中に誰とも話せないのが寂しく感じ、だからといって近所にどんな育児サークルがあるのかもわからなかったので「息子(赤ちゃん)が早くしゃべれるようになると、話し相手ができる!」と思い、生後2~3ヶ月頃から息子に言葉を教え始めました。

 

 

・授乳中が一番の言葉のレッスンタイム

一日に何度もある授乳タイム。私は母乳で育てていたので、授乳タイムは出来るかぎりで赤ちゃんに言葉を教えていました。赤ちゃんが授乳中にずっと私の口元を見てくるので、私の口元を見ている時は「あー、あー、あー」など赤ちゃんが発しやすい音を、短く何度も伝える方法です。授乳後に赤ちゃんがマネをして「あー、あー、あー」に近い音を出そうとするといっぱい褒めてあげて、一音がマネ出来るようになったと思ったら「あーうーあーうー」と発しやすい音を二音交互に発生してマネをさせていました。

 

最初に教えたのは「おー」の音だったと思います。「おー」の後に「ごー」を教えてから母音の順に教えていきました。マネが上手になってくると、授乳まえには必ず「ごはん」という言葉を何度も教えました。赤ちゃん言葉を教えると2回言葉を教えないといけないので最初から赤ちゃん言葉の「まんま」とかではなく、ではなく「ごはん」と教えていました。

 

言葉を教え続けた成果なのか生後半年を過ぎた頃には頑張って聞き取ると「ごはん」って言っているのがわかるほど「ごぉぁん(ごはん)」と言えるようになっていました。私の母から「そんなに早くしゃべれないでしょ?!」って言われたけど、私の中では間違いなく「ごぉぁん(ごはん)」と聞こえていました。

 

話し相手が欲しくて

 

 

 

・1才の誕生日に会話らしきものができるように

 

 

言葉を覚え始めて簡単な物の名前や「ママ」や「パパ」は言えるようになっていたけど、会話らしきものが出来るようになったのは1才の誕生日の時。私・子供・私の姉の3人で一緒に外食している時です。姉が息子に対して

姉「何才?」

息子「1さい」

と言うように教えこんでいました。「1さい」と言わせようと頑張っていました。

 

私が姉に「そんな会話みたいなのはまだできないよ」って言っていると…

姉が息子に「何さい?」と聞くと「いったい(1さい)」と言うようになりました。これが会話らしいもののはじまりです。

 

それからというもの会話らしいことが一気に出来るようになり、1才2ヶ月ごろからは

「何才?」と聞かれると「いっさいにかげつ」と言えるようになっていました。1才2ヶ月が1才3ヶ月…4ヶ月…5カ月…となり1才7ヶ月のころには子どものほうから「1さい6かげつであってる?」と言われるようになったのを覚えています。〇ヶ月のところが変わっていくのを理解できたのがそのぐらいでした。

 

 

 

・息子が話せるようになった結果

 

 

息子が話せるようになって日中の寂しさがなくなったかというと寂しさが少し紛れたぐらいです。寂しさは感じることはありましたが、言葉を教えているなかで息子とコミュニケーションの時間がいっぱいとれました。

 

ちなみに2人目の次男にも早く言葉を教えようと思いましたが、次男はあまり言葉に興味がなかったみたいで、2才後半ぐらいまで話せませんでした。でも、なんとなくコミュニケーションが取れていたので、話せなくても気になることはなく、長男とは違った育児を楽しめました。