子育てあるある 〜登園拒否から「幼稚園大好き！」への道のり〜

「幼稚園行かんーー(行かない)!!」

‥ついに始まった幼稚園拒否。

毎朝「今日は幼稚園行くと?いや!!」と目覚めの一言。

そんな息子も入園から3ヵ月が過ぎた頃、お休みの日にも「幼稚園行こうよー!」と言うまでになりました☆

そこに至るまでのお話です。

本当に頑張ってるんだよね

入園前、私は思っていました。

「いつでもどこでもママ抱っこの息子は大丈夫だろうか」と。

しかしそれは思っていたよりもスムーズで、先生からも「がんばってますよー!お手伝いもよくしてくれますし。」と褒められ、「あれ?こんなもの?」と少し淋しいような‥。

と思っていたのは最初の一週間。

翌週からは毎朝のバトルが始まりました(汗)

仕事の日は、私も早く送り出したいと焦る気持ちが伝わるのか余計に拒否。

制服を見せるだけで号泣し、「いやー!!」とご近所中に響き渡る悲痛な声。

寝つきも悪く、やっと寝ても数分後には「いやー!」という声で目覚め、しばらくは夢うつつ状態で、まるで金縛りにあっているかのよう。

やっと起こしても泣き止むことはなく、お手上げでした。

あまりの声に、夜中ご近所の方に玄関のドアを「ドンドンドン!!」と叩かれる騒ぎにもなり‥。

私は、「ここまでして幼稚園に行かせる必要はあるのだろうか?」と葛藤の日々が続きます。

しかし、必ず幼稚園が好きになる日が来ると信じて、嫌がる息子に無理やり制服を着せ、自転車に乗せる、そんな朝が続いた数週間。

初めてズル休みをする日がやってきました。

この頃には夜泣きは落ち着いていましたが、その日はあまりにも拒否をするので私の方が根負け。

仕事が休みだったこともあり、「そんなに嫌ならもういいよ」と息子に言い放ち、幼稚園に電話。

「すみません、ちょっと息子の機嫌が悪くて‥」と言うと先生も察してくれて「分かりました。大丈夫ですよ。落ち着いたらお待ちしていますね。」となんとも温かい言葉に救われました。

私も張り詰めていた糸が切れ、ふたりでのんびり‥というより、だらだらと過ごした一日(笑)

息子なりに、本当に頑張っていたのでしょう。

特別な金曜日

本当に頑張っている息子。

何かしてあげられることはないかなと思い、毎週金曜日は少し早めにお迎えに行って、園のまわりをお散歩するようにしました。

一週間頑張ったご褒美に、近くの自動販売機でジュースを買う‥これが金曜日の決まり事。

子どもって、どうしてボタンを押すのがあんなに好きなんでしょうね(笑)

高台にある幼稚園なので景色も最高!

すると息子も「今日は金曜日?幼稚園終わったらお散歩してジュース?」と朝聞くようになり、曜日のお勉強にもなったようです。

信じる気持ち

それから数ヵ月。

仲良しのお友達もできたようで、「今日は誰と何をして遊んだ」ということを楽しげに話してくれるようになっていました!

先生にも、「だいぶ慣れてきましたね。なんというか‥やんちゃですね(笑)」と言われ、息子の本性が出てきたようです。

夜泣きが続いた時は心折れそうになりましたが、今となってはそれも良い思い出。

あんなにお休みの日を喜んでいたのに、お休みの日にも「幼稚園行きたいなぁ」と言うように。

幼稚園までは自宅から歩いて20分ほどなのですが、お気に入りの三輪車に乗って幼稚園の前まで行き、閉まっている門の前をウロウロ(笑)

何がきっかけなのかは分からないですが、「必ず幼稚園が好きになる日が来る!」と信じた気持ちが息子に伝わったのかなと思います。

そして、息子と仲良くしてくれるお友達と、今年はコロナの影響で様々な制限がある中、子どもたちが楽しめるようにといろんな工夫をしてくださる先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。

ライター とこしまゆき