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オリンピック後の第5波、デルタ株の流行、 ワクチン供給の遅れなど、 いまだ収束の気配を見せないコロナ。
2020年春、ある日突然学校や幼稚園が休校になって以来、早1年半が経とうとしていますが、 オンライン授業への移行もなかなか進まず、親にとっては 苦労や悩みが尽きない状態が続いていますね。
夏休みの後半からは、まだワクチンを接種できていない若者から40〜50代までの感染や、子どもの感染も目立つようになってきました。
ところで皆さんは、自主休校について考えたことはありますか?
仕事との兼ね合いから物理的に休ませるという選択肢がない方もいれば、基礎疾患などがあるため自主休校しか選択肢がないという方もいるでしょう。
我が家は、家族全員が健康でありながら、子どもが通う小学校と幼稚園を一定期間休ませるという選択をしました。
今回は、自主休校に踏み切った理由や、その際の親の心の持ち方についてお伝えします。
なかなか感染拡大が収まらない中、今世間では「自主休校」を選ぶ家庭も増えているのだとか。
家庭で一人でも感染するとさらに大変な状況下になることがわかる家庭は 「 自主的に学校をお休み」する選択も対策の一つですよね。
いろいろな不安もありますが、今日は「自主休校」を自ら選択されたママのお話です。
我が家は小1、年中、2歳の子どもがいる5人家族です。
1年以上前から両親ともに完全在宅ワークに切り替わっており、 感染リスクをさらに減らすため、これまで年に数回、複数の親戚家族と楽しんでいた旅行もずっと我慢してきました。
感染も多い地域に住んでおり、ここまで必死で努力してきた自粛生活をムダにせず、なんとか感染せずにこの状況を乗り越えたいと考えていますが、近所のスーパーや保育園でも陽性患者が次々と出ており、いよいよコロナの足音が身近なところまで迫ってきたと感じます。
夏休み後半、急激なデルタ株の流行と子どもへの感染が増えたことから、次のような理由で 思い切って2学期の自主休校を決めました。
・緊急事態宣言の出ている地域に住んでいる
・両親ともにワクチン未接種
・親が感染しても、年中、2歳の子どもの隔離はまず無理
・ 家族の誰か1人でも感染したら全員陽性は必至
・実家など近くに頼れる人がいない
我が家の場合、在宅ワークに切り変わっているため、もしコロナ陽性となれば、子どもからの逆流感染の可能性が非常に高いと言えます。
夏休み明けの登校初日、小学校の先生には、理由とともに2週間程度休むことをお伝えしました。
9月上旬に1回目のワクチン接種が控えていたこともあり、ある程度の効果が得られるとされる2週間の間は自主休校することに決め、その後のことは、地域の感染状況、自宅で過ごす子どもたちの様子、家庭学習の進み具合などを総合的に判断して再検討することにしました。
数日後、夏休みの宿題提出や、大量のお手紙とタブレットの受け渡しなどをするため、担任の先生とお会いしましたが、 クラスで自主休校を選択したのは我が家のみであったということが判明しました。
ニュースやSNSでの反応を見ても、自主休校をするのはまだまだ少数派のように感じます。
実際に「休みます」と学校に連絡するときは、悪いことをしているわけではないのにドキドキして、勇気を出して電話をかけた、という感覚がありました。
他の家庭では登校させているのだろうか?
自主休校を終えて学校へ行く頃には友達の輪に戻れるのか?
何週間も授業を受けられず学習面で遅れは出ないだろうか?
いのちを守るための決断とはいえ、 休んだら休んだで、やはり親には様々な不安がつきまといます。
しかし、これも親である私自身が決めたこと。
休校という選択をマイナスにとらえるのではなく、自宅にいたからこその体験や、休んだことが逆にアドバンテージになるような取り組みをしていこうとも思いました。
普段より自由な時間が多い分、ご飯やお風呂の時間が過ぎても子どもが遊びに没頭している時は無理に中断しないようにしたり、 包丁や火を使う料理を完全に任せたりしています。
他にも、家庭内での時間割表を作ったり、 子どもが取り組んだことを書き留めたりして、子どもの「できた」「やれた」 という自己効力感の気持ちを育むように意識しています。
自主休校中にこうした充実感をたくさん味わってもらえば、いざ登校を再開した時にも、自信を持って久々となる学校生活に望むことができるのではないでしょうか。
学校からは、自習休校は欠席扱いにはせず出席停止になる、というお知らせが届いています。
わざわざ「自主休校」 という言葉に触れていることから、私は、学校や市町村側も、自主休校に対してはあながち反対ではないと受け取りました。
しかし、わざわざ電話連絡をくれたり、 必要書類や宿題プリントの受け渡しのために時間を作ってくれたりと、担任の先生には明らかに面倒をかけてしまっていると実感しています。
もちろん先生方は優先的にワクチンを接種しており、 子どもたちの教育面をサポートするのが仕事ではあると思いますが、やはり常に感染と隣り合わせの状況の中、子どもたちがすくすく育つように尽力いただいていることを忘れてはならないと思いました。
まとめ
我が家のように、多少は無理をしてでも自宅で子どもを見るというのは、自分たちの命を守るだけでなく、本当に重症で入院や医療サポートを必要としている患者さんのために病院のベッドを空け、医療崩壊を防ぐことにもつながります。
それぞれの立場でそれぞれの意見があり、 全ての人が納得できる対策をとることは難しいと思いますが、これからも私達家族は自分たちができる範囲でこれ以上感染が拡大しないように努めていきたいと思います。
ライター 仙台凛