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11月8日は「いい歯ならびの日」であることを知っていますか?
「い(1)い(1)歯(8)」の語呂合わせから、1993年に日本矯正歯科学会が制定しました。
歯ならびへの関心を高め、かみ合わせの大切さをPRする活動が行われています。
子どもの歯ならびついて、気になるパパ・ママは多いのではないのでしょうか?
「いい歯ならびの日」に、まずはパパ・ママが子どもの歯について考え、“健康な歯”をつくるためのポイントを、日常生活の中で心がけていきましょう。
乳歯が生えそろう3歳頃までに、歯ならび、かみ合わせはつくられていきます。
月齢・年齢別でみる、健康な歯へ導くポイントとは?
もくじ
赤ちゃんは小さな口を一生懸命動かして、お乳を飲みますよね。
「吸啜(きゅうてつ)運動」と呼ばれるこの動きは、栄養補給のためだけでなく、舌・唇・ほお、そしてあごの筋力トレーニングも兼ね備えています。
赤ちゃんが舌やあごをしっかりと動かすためには、正しい姿勢で授乳することが大切。
赤ちゃんの頭を支え、乳首を口の奥までくわえさせてあげましょう。
哺乳瓶の場合も同じです。完全にあおむけの状態では飲ませないよう、しっかり抱っこしてミルクをあげましょう。
ママと赤ちゃんが密着し顔が向かい合える姿勢は、心にはもちろん、歯にもいい影響を与えるということですね。
哺乳期のポイント
正しい姿勢での哺乳は、美しい歯はならびへの第一歩。
ドロドロ状にしたおかゆや野菜からスタート。
赤ちゃんは特に上唇を使って、食べ物を口でとらえることを覚えます。この時期に上唇の筋力をつけておくと、口を閉じて咀嚼できるようになり、後に食べこぼしが少なくなります。
また口呼吸による「お口ぽかん」といった悪い癖の予防にもなるそう。
離乳食のはじめは、パパ・ママがスプーンで赤ちゃんのお口へ食べ物を運びますよね。
この時、スプーンを口の中に入れ、そのまま水平に引くことが大切。
赤ちゃんが自分で唇を使って、スプーンに乗った食べ物をつかみとれるようになります。
食べさせてあげたい気持ちから、パパ・ママがスプーンを赤ちゃんの上唇あたりにこすりつけてしまうこともありますが、唇の筋力をつけるためには、グッと我慢。
赤ちゃん自らの動きを見守りましょう。
また6ヶ月頃から下の前歯が生え始め、舌は少しずつ口の内側に収まってきます。この舌の位置の変化により、「お乳を飲む口」から「固形物を食べる口」へと口のはたらきが変わっていきます。
この時期の赤ちゃんは舌を使って食べ物を上あごに押しつけ、つぶしています。
豆腐やゆでてつぶした野菜など、赤ちゃんが舌でつぶせる程度のものを準備してあげましょう。
固すぎるものを与えると、赤ちゃんは舌でつぶすことをあきらめ、ゴックンと丸のみしてしまいます。
口をモグモグと動かして食べているか、よく観察してくださいね。
上の前歯も生えてくる頃。歯のない部分の歯茎も固くなり、歯茎を使って食べる練習をしはじめます。
食べ物への興味が広がり、手づかみ食べが始まる赤ちゃんも多いでしょう。
はじめは顔や手をぐちゃぐちゃに汚しながら食べますが、これは成長に必要な過程。
手で食べ物の温度や固さを感じ、前歯でかみ切ることで一口の量を覚えていきます。
歯は上下で8本くらい生え、歯茎もより固くなります。自分で食べたい意欲が増し、ますます手づかみ食べが盛んに。スプーンやフォークを持ち始める子もいるでしょう。
この頃には3回食が定着し、家族一緒に食事を楽しめるようになります。
パパ・ママがおいしそうに食べる姿を見せることは、子どもの“食べる意欲”につながります。
大人も“口を閉じ、奥歯でよく噛んでから飲み込む”といった正しい嚥下を行い、お手本を見せてあげられるといいですね。
離乳期のポイント
・離乳食は赤ちゃんの口の動きをよく観察して、ステップアップしていきましょう。
・手づかみ食べを応援し、食べる意欲を育てよう。前歯でものをかみ切ることで、自然とかみ合わせがつくられていきます。
舌を前後に動かす「乳児型嚥下」から、舌を歯の内側に置き、上あごに押し付けて食べ物や飲みものを飲み込む「成熟型嚥下」になっていきます。
通常は3、4歳くらいまでに乳児型嚥下から成熟型嚥下へと完全に切り替わります。
しかし、近年は乳児型嚥下が残るケースも増えているそう。
歯が生えそろった後も乳児型嚥下を続けていると、かみ合わせを崩す原因となります。
1歳頃には卒乳を考えるママも多いのでは。
卒乳は子どもがスムーズに成熟型嚥下に移行するためには必要なことです。
離乳食完了期頃から授乳やミルクの回数を減らし、卒乳へ向けて準備しておくといいですね。
また、成熟型嚥下の習得にはコップ飲みが大切なステップです。歯のためには、「はじめはコップ飲みから。ストロー飲みはそのあとで」。
ストローは母乳やミルクを飲むときと変わらない動作で飲めるため、赤ちゃんにとって飲みやすく、こぼしにくいのでパパ・ママも安心ですよね。
けれどもストロー飲みを頻繁にしていると、子どもが乳児型嚥下から抜け出せないことがあります。
コップ飲みは、上唇を鍛えるトレーニングになります。
口をしっかりつむるようになるため、口呼吸の予防にもつながります。
口呼吸が習慣になると、口の筋力バランスが崩れ、歯ならびを乱す原因になります。口をつむって鼻呼吸ができるようにトレーニングしましょう。
コップ飲みの練習は7ヶ月頃から少しづつ始めてよいでしょう。
はじめはおみそ汁などをスプーンに乗せて、すすり飲みをするところから。
スプーンでのすすり飲みに慣れたら、赤ちゃんの小さな手でも持ちやすいコップを準備してあげるといいですね。
幼児期のポイント
卒乳とコップ飲み練習は、「成熟型嚥下」への移行を助けます。
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食べる意欲を育てる『ベビースプーンKizingo(キジンゴ)』
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手首を返すことなくスプーンの先がお口に向くため、赤ちゃんが自分で食べやすくなっています。
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1,320円(税込)
手づかみ食べを応援『カバーオール長袖bibado(ビバドゥ)』
ハイチェアーに取り付けられるお食事エプロン。
赤ちゃんとテーブルの隙間をまるっとカバーするから、食べ物が床に落ちません。
汚れたらさっと拭いて速乾。手づかみ食べを見守るパパ・ママを助けます。
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手づかみ食べ、楽しい食卓を応援『ハッピーマットezpz(イージーピージー)』
ひっくり返らないベビー食器「ezpz(イージーピージー)」。
テーブルにピタッと張り付き、お皿が動きません。
食べこぼしが少ないから、後片付けがラク!料理が映えるシンプルなデザインで、盛り付けが楽しくなりそう。
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「0~3歳の歯並び・かみ合わせなどお口ケアについての実態調査」をしています。
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まとめ
「将来、わが子がきれいな歯ならびで、すてきな笑顔の大人になってくれたら…」
「一生自分の歯で、食事を楽しんでくれたら…」そう願うパパ・ママは多いと思います。
健康な歯は、パパ・ママからの一生もののプレゼントになるのではないでしょうか。
正しい知識と楽しい食卓で、子どもの歯を健康に育ててあげましょう。
参考文献:浅川幸子『しあわせ歯ならびのつくり方』 時事通信社.2020