【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
>続きを読む
ショッピングセンターの学用品売り場や手芸用品専門店などでは、入園・入学に備えた準備コーナーが目立つ季節になってきました。
この春、晴れて幼稚園に入園するお子さんがいるご家庭では、近々、スモック、手さげ袋、上履き入れ、お弁当袋などをお子さんと一緒に選びに行く、という方も多いかもしれません。
入園グッズの他に気になるのが、幼稚園に入るまでに何をできるようにしておいたら良いのだろう?ということではないでしょうか。
ひらがなは全部読めた方が良い?
自分の名前を呼ばれたら大きな声で返事をできるようにすべき?
朝の支度も本人に任せてやらせた方がよいだろうか?
など、何をどこまでできるようにしておくと入園後の生活がスムーズになるのか、特に初めてのお子さんの場合は不安なこともありますよね。
今回は、3人の子育て真っ最中で、この春に末っ子の幼稚園入園を控えているママが、これまでの経験も踏まえ、入園までにできるようにしておくと良いと感じていることをご紹介していきます。
もくじ
まずはじめにお伝えしたいのは、これから挙げることは必ずしも絶対にできるようにすべき項目ではない、ということです。
ただ、幼稚園ではこれらを行う場面が非常に多いので、子ども本人が慣れておくと緊張いっぱいの幼稚園生活がスタートした時点でも、「できる!」という自信につながりやすいと思います。
それはズバリ、お着替えに関連するものです。
多くの幼稚園では制服があり、毎日のようにスモックに着替えたり、体操服に着替えたり、夏には水着に着替えることもあるでしょう。
もちろん慣れるまでは先生や年長組のお兄さんお姉さんがお手伝いをしてくれますが、自分のことは自分でできる!これが幼稚園生活の第一歩になります。
身支度に関連するものは普段の生活の中でも無理なく練習しやすいので、入園までの間、お子さんと楽しみながら進めてみてはいかがでしょうか。
①ボタンをかける
ボタンは、制服に付いていることが多いかもしれません。
試着の時はあどけなさがありブカブカだった制服も、いつのまにかかわいらしく着こなせるようになり、卒園の頃には少し丈が短くなってくる子もいるでしょう。
制服は毎日着るものなので、 親が手伝わなくても子どもが自分でできるようになると朝の身支度もスムーズです。
入園直後、意外と陥りやすいのが「登園時間に間に合わない!」 ということかもしれません。
我が家は幼稚園バスを利用していましたが、慣れないうちは思った以上に出発までに準備がかかりました。
バス利用の場合、なおさら遅れるわけにいきません。
上の子が年少の時、2歳、0歳というもっと手のかかる下の子たちがいたため、ブレザーへの着替えを子ども自ら済ませてくれた日はとてもありがたかったです。
また幼稚園によっては、園指定のポロシャツにボタンがついていることもあるでしょう。
私服の場合は簡単に脱ぎ着ができるように、あえて被るだけの洋服を選びがちなママもいるかもしれません。
しかし毎日の通園が、楽しいお着替えから始められるよう、ボタン付きの制服だという場合は練習しておくと良いですね。
②ハイソックスを履く
こちらも制服へのお着替え関連です。
我が子の幼稚園では、冬服の間は園指定のハイソックス。
夏服の場合も、ふくらはぎ程度までの長さのくつ下と決められています。
入園前の私服では、くるぶし丈のくつ下を履かせることがほとんどでした。そのため、子どもが初めて自分でハイソックスを履こうとした時に戸惑っている姿を見て、私も戸惑ってしまったくらいです。
ハイソックスを履く時には、長い部分をたぐり寄せてつま先を入れると、指先までしっかり足が入ります。
しかし子どもは、履き口の部分を持ってすぐに足を入れてしまうため、奥まで足が入らず生地がだぼついてしまったり、履き口部分を強く引っ張ってしまい、くつ下が伸び切ってしまうことがありました。
大人にとっては当たり前のことでも、子どもの小さな手で長いくつ下を履くのは意外とハードルが高い、というのは盲点でした。
我が子たちはよく「どこにもつかまらないで片足で立てるから見てて〜。そのまま履かせて〜。」と言うので結局は私がやってあげることも多いですが、入園前には制服だけでなく、くつ下など細かい部分も一緒に確認しておくと親子ともに安心ですね。
③服をたたむ
多くの幼稚園では、体操服やそれを入れる袋の用意が必要なのではないでしょうか。
子どもにとって、服を持ったままたたむことは難しいようですが、きちんと床に広げてたたむように教えると、案外できるものです。
体操服やスモックをたたむと、先生にも、すごいね!上手だね!などと声をかけてもらえることもあり、我が子も「今日は上手にたためたから先生に見せたよ」と教えてくれることもあります。
服をたたむことがまだ難しければ、毎日持っていくお手拭きタオルやハンカチ、お弁当のランチョンマットなど簡単なものからやってみるのも良いですね。
自分の持ち物をきれいに整頓したり片付けたりすることは基本的生活習慣の第一歩になります
普段の洗濯物の片付けでお手伝いを促すなどして、自然と取り組める環境作りを心がけてみてはいかがでしょうか。
ここから先は、実際に私の子ども2人が幼稚園生活を送る姿を見てきて、入園前に無理に練習させなくても良かったと感じたことを3つご紹介します。
もちろん、子どもに意欲があればどんどん練習させてあげましょう。
けれども、親が焦って強制したり、無理やり取り組ませたりする必要はないと感じていますので、先輩ママからのアドバイスと思って読んでみてください。
①ひらがなの読み書き
幼稚園では、基本的に自分の持ち物すべてに記名するよう言われ、ロッカーや下駄箱にも名前が書かれています。
しかし実際、ひらがなが読めない状態で入園するお子さんも多くいた印象です。
我が子の幼稚園では、子どもひとりひとりに動物やお花のマークが決められており、ロッカーや下駄箱の他に、体操袋やスモックをかけるフックの部分にも、名前シールと一緒に個々のマークが描かれています。
ちなみに上の子が年少さんの時は、「自分のしるしはペンギンだよ」と子教えてくれた記憶があります。
また、幼稚園生活の中では文字に触れる機会がとても多くあり、遊びの中で自然と覚えていくことも大いにあります。
子どもも慣れない環境の中、緊張感いっぱいで頑張っていますから、お家ではゆっくりお話を聞いたり体を休めたりする時間をとれると良いと思います。
②箸を使う
こちらも焦って練習させる必要はないと感じていることのひとつです。
一般的には、小学校に上がる前の5歳ころから徐々に箸が使えるようになると言われており、力の入れ具合や、指先をどれだけ器用に動かせるかなど、個々の成長段階に合わせて練習していけば良いでしょう。
我が家でも、お弁当と一緒に箸を入れていましたが、入園当初はスプーンとフォークだけで食べてくることがほとんどでした。
周りのお友達が箸を使い始めて興味を持ち始めてからでも決して遅くはありません。
③おむつ外し
こちらは念のため、入園予定の幼稚園に確認をとってみてください。
私が見学に行った幼稚園は6つありましたが、そのすべてで、「おむつは外れていた方が良いですが、完璧にできていなくても大丈夫です。
その場合は替えのパンツを多めにご用意ください。」という返答をいただきました。
3~4歳のうちは、4月生まれか早生まれかによって、成長にまだまだ差がある時期です。
トイレトレーニングは、失敗を怒ると余計に子どもが萎縮してしまいますので、心配な場合は事前に先生にお伝えしておくことをおすすめします。
近所に住む同じ幼稚園に通っていたお友達で、入園した途端にスムーズにパンツに移行できたというお子さんがいました。
幼稚園でみんなでトイレに行くことが良い刺激になったそうです。
また、どうしてもうんちだけはおむつに履き替えないとできない、というお子さんもいました。
この場合も、ママがまったく深刻にとらえていなかったことが良かったのか、気づいた時にはトイレでうんちができるようになっていたそうです。
逆に幼稚園ではよくお漏らしをしてしまうというパターンも聞きますし、ママがどっしりした気持ちで受け止めてあげることが良さそうです。
幼稚園に入るとさまざまな刺激を受けます。
我が家ももそうですが、これまでママと過ごす時間が多かった場合は特に、子どもが急に大人びて成長したように感じるかもしれません。
入園まで、お子さんと1日中一緒に過ごせるのはあとわずかで、すでにカウントダウンが始まっています。
ここでは、一緒に遊ぶ時間をより密なものにするお手伝いができるおもちゃを2つご紹介します。
最初にご紹介した「ボタンをかける」の練習ができるだけでなく、ジッパーの練習までできてしまう優れもの。
その名の通り、指先トレーニングが自然とできてしまいます。
我が子が通う幼稚園では、年に一度、クラスごとにさまざまな楽器を使った演奏発表会があります。
指先レッスンボックスには4つの楽器が付いていますが、そのうち3つ(木琴、シンバル、太鼓)は、発表会で実際に子どもたちが使った楽器でした。
このちょっとした「あ、これ知ってる!」が、子どもの興味の幅をグンと広げてくれます。
ほかにもホワイトボード、黒板、マグネット遊びなど、子どもの「楽しい!」が詰まったおもちゃです。
【ご紹介の商品】
指先レッスンボックス <1歳 2歳 > Im TOY(アイムトイ)
大きさの異なる5つの箱を一番大きな箱にスッキリまとめられ、大きさ比べをしながら遊んでいるうちに片付けもできてしまうおもちゃです。
幼稚園でのお片付けも、音楽が鳴っているうちに終わるかな!?お友達と協力できるかな!?など、ゲーム性を持たせているようです。
こちらにも2種類のボタンかけがあり、紐通しや蝶々結びの練習もできるようになっています。
舐めても安全な塗料を使っている上、布部分は取り外して手洗いもできるので、何でも口にする赤ちゃんの時期から入園時期まで、お子さんの成長を末長く応援できるおもちゃです。
【ご紹介の商品】
トレーニングキューブ <1歳 2歳 > I'm TOY(アイムトイ)
まとめ
入園までにやった方が良いこと、できた方が良いことは、挙げればキリがありません。しかし一番大切なのは、我が子が毎日笑って幼稚園に通えること。私自身も3回目の入園式を控えていますが、子どもの性格は皆違うので、今度はどんな幼稚園生活が待っているだろうかとドキドキ・ワクワクしています。親子で無理なく、楽しみながら入園準備を進めていきましょうね。
ライター 仙台凛