【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
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このおもちゃのポイント♪
シンプルなフォルムにも関わらず叩く場所によって微妙に音階が変わるところがおもしろい太鼓のおもちゃです。本体は、ゴムの木やベニヤで作られているのでナチュラルでコンパクト。3,000円台というお値段も比較的コンパクトなところもありがたいです。楽器のおもちゃは遊ぶ本人は楽しくてもそばにいる人には少々うるさく感じる時もありますよね。このクラシックドラムは、木の優しい音色で、音量もそれほど大きくは感じないので、『叩きたい!』という子どもの欲求を心地よく満たしてあげることができます。バチは子どもが持ってちょうどいい長さで、先端がゴム製になっていることで叩いたときの音の響きを増大させてくれます。バチは2本ついているので違う音階を同時に鳴らしてハーモニーを感じたり、ランダムに叩いてみたりしてもおもしろいメロディが楽しめます。遊び終わったあとは、太鼓の穴の部分にバチを差して収納できます。収納されたバチがカニの目のように見えてかわいいですよ。ただし、まだ月齢の低い子でバチを口に入れて噛んだりしてしまう子は、しばらくバチだけは見えないところにしまっておきましょう。手で太鼓を叩いても優しく綺麗な音が鳴ります。まずは手のひらで音を感じさせてあげましょう。
♪遊び方♪
●成功体験を積み重ねる●
とにかく気が済むまでポコポコ叩かせてあげましょう。
子どもにとって太鼓を叩くことは、難しい知育遊びとは違って、簡単で失敗しにくく成功体験を積み重ねることのできる楽しい遊びなのです。小さな子だけじゃなく、大人でも太鼓を叩いて音を奏でる遊びは、ストレス発散と癒やしに効果的です。
●音の違いを感じる●
このクラシックドラムのおもしろいところは、叩く場所によって音階が変わるところです。それに子どもはすぐに気づいてくれるでしょうか?「ここを叩いたらどんな音?」「こっちはどうかな?」と一緒に聞き比べながら音の高い低いを感じてみましょう。
さらに、叩くときの力の強弱によって音の大きさの違いを感じることができます。「強く叩くとどんな音?」「今度は優しくそっと叩くとどうかな?」と声をかけながら聞き比べてみましょう。「おおきなたいこドーンドン!小さなたいこトントントン!」とお歌を歌いながら叩いてみるのも楽しいですね。床やテーブルに置いて叩くのもいいですが、片手で太鼓を持ち上げて叩けば音はもっと綺麗に響き、太鼓の側面や底も叩いて音の違いを感じることもできますよ。バチを使わずに素手で太鼓を叩くのもぜひやってみてください。ダイレクトに手のひらで音の振動を感じることができます。指を揃えて叩くのと指をウェーブするように叩くのと、叩き方の違いによってもリズムが変わっておもしろいです。
●他の楽器と組み合わせて●
鈴やカスタネットなど他の楽器とも組み合わせて演奏すると楽器それぞれの音の違いを感じることができます。音の感じ方は人によって様々です。「○○ちゃんはどの音が好き?」「ママはこの音が好きだな。」と好きな音を共有すれば、自分の感覚を認めてもらい自信がついたり、他者の感覚を知ったり認めたりする経験にも繋がります。
《おまけ》
この部分は遊び方とはちょっと違ってきたので消そうと思ったのですがせっかく書いたのでおまけで入れておきます。
●道具を使う練習に●
バチを持って太鼓を叩く遊びは、道具を使う練習にもなります。手は第二の脳と言われるように、脳で考えたことを手や腕の筋肉に伝えて思い通りに動かす、そして動かした手から伝わった感覚をまた脳に送り返して情報として蓄積させていくのです。とはいえ、子どもたちはそんな難しいことを考えながら遊んでいるわけではありません。大人の場合は、「最近筋力が衰えてきたから鍛えないとな~。」と意識して運動を取り入れたりしますが、小さな子どもたちはそうではないですよね。子どもたちは、体を上手にコントロールするために「鍛えよう!」と思うのではなく、「やってみたい!遊んでみたい!」という好奇心が前面にあり、夢中で遊んだ結果、気づけば体をコントロールする力に繋がっていた。というのが子どもたちにとって質の良い遊びなのです。子どもたちに質の良い遊びを経験させてあげるためには、『やってみたい!』という情動が湧き立つようなおもちゃや遊びを提供する必要があります。その点、このクラシックドラムは叩いて気持ちの良い音がなります、叩く場所によって違う音階が聞えるので「ここはどうかな?」とさらに知的好奇心が湧きます。
《余談》
楽天HPのこのおもちゃのページで、「まつぼっくりがあったとさ~♪」って歌いながら遊んでいる男の子の動画がかわいすぎて萌えました。