【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
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前回の記事では「モンテッソーリ教育の秘密」について伊藤美佳先生にお話を伺いました!
今日はさらに、お話を深めて「 どんな教育法 」なのかについて伊藤先生に教えてもらいます。
イタリアの女医であったマリア・モンテッソーリが「子どもには、自分を育てる力が備わっている」ということを発見し、その「自己教育力」を発揮できるように、人との関わりや物の環境を整えることを大切にした教育法です。
赤ちゃんは産まれてすぐに自分でおっぱいを飲み、興味のあるものを見たり、手で掴もうとし、教えなくても自然に歩けるようになっていきます。
これは子ども自身が自立に向かって、成長・発達して行こうとする力がもともと備わっているからです。
この発達の段階を知って、お子様が触りたい、やってみたい、と思う環境(おもちゃや絵本など)を用意していくことで好奇心・意欲・達成感を育てていきます。
そして、この時期に育った意欲や達成感はやがてやる気や挑戦する力となり、学習になった時にさらに効果を発揮していきます。
例えば食事中にコップのお水をこぼした時「こぼしちゃダメでしょう」と伝えがちですが、そんな時こそ「失敗した時にどう対処したら良いかを教えるチャンスが来た!」と思うのです。
次からは自分でできるように、お子様と一緒にこぼれた水を拭き、雑巾を洗って干すまでを教えるチャンスが来たと思って伝えると、子どもは次からは自分で後始末をするようになります。
こぼしたことを責めたり、叱ったりするのではなくこぼした時にどうしたら良いのか、どう対処するかを教えることの方が大切なのです。
こういった日々の積み重ねが問題が起きた時に自分で解決できる力がついていきます。
自分でやりたいものを選び、小さな「できた!」を繰り返すことで、子どもは大げさではなく「自分の力で生きている」という実感を持てます。
決して、お母さんが「このおもちゃおもしろいよ。やってごらん」などと呼びかけたり、無理に与えたりすることはしません。
自分で「やってみたい!」と選び、挑戦して「できた!」と達成できると、自信がつくので、もっとやりたい、とやる気に満ちてきます。
もしできなかったとしても」「できなくて、くやしかったね」とお母さんが共感していれば、そこで自信を失うことなく、何度も挑戦して、できるようになるまでやることが多いようです。
何度も挑戦する!この経験が子どもを成長させるのです。
(社)輝きベビーアカデミー代表 伊藤美佳
モンテッソーリ教育✖️ハーバード式
0歳からの乳幼児教育専門家
著書累計15万4千部 海外5ヶ国に翻訳
保育園、幼稚園26年間の現役時代に子どもの個性を活かし自律を促す『輝きメソッド』を開発!
インストラクター700名輩出
モンテッソーリ教育+脳科学+コーチングで『光り輝く子ども達を未来へ』