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毎日の子育てで「また怒っちゃった」「本当はもっとやさしく接したいのに」「子どもともっと楽しく過ごすにはどうしたらいいんだろう」こんなふうに思うことはありませんか?
皆さんは、どんな親になりたいと思っているでしょうか。
子どもが何か悪いことをしたとき、感情的にならず冷静に教えてあげたい。
子どもの要求にはできるだけ応えてあげたい。
ずっと仲良し親子でいたい。皆さんそれぞれの「理想の親像」があることと思います。
今回は、「こんな親になりたいな」という思いを叶え、なりたい親に近づくための具体的な方法をお伝えします。
美容院で髪を洗ってもらうとき、シャワーのお湯をかけながら「 熱くないですか?」 と聞かれたことはありませんか?
私の場合、ちょうど気持ち良いと感じることがほとんどですが、ごくたまに、今日はちょっと熱いな!と思うことがあります。
しかしいつも、「 はい、大丈夫です」 と答えてしまいます。
なぜかと言うと、どの程度熱いと感じていて、どれくらい温度を下げて欲しいのかを表現するのが難しいから。
シャワーなんてすぐ終わるし、これくらいなら我慢できるし…と思い、つい「大丈夫です」と言ってしまいます。
熱さだけに限らず、 痛みにしても喜びにしても、 人の感じ方はそれぞれ。
「熱くないですか?」「痛くないですか?」これら、自分が感じているレベルで正確に相手に伝えるためには、どうしたら良いのでしょうか。
以前、医療現場で働いていたときに知ったのですが、痛みのある患者さんに対し、先生は、どれくらい痛いと感じているかを数値化して質問することがあります。
「痛みはありますか?」 と聞いてしまうと、多くの患者さんは、はい、または、いいえで答えます。
中には「すごく痛いです」と訴える患者さんもいますが、この「すごく」というのも、程度が伝わりにくいですよね。
これでは、我慢できる痛みなのか、耐えられないほどの痛みなのかまでは分からず、治療方針や薬の処方を考える上で、先生の判断が難しくなります。
そこで先生たちは患者さんにこう尋ねます。
「痛みの度合いを5段階で表しましょう。自分が感じる最大の痛みを5として、痛くない状態を0とした場合、今の痛みはいくつくらいですか?」
こうして数値化することにより、伝えにくい個々の感覚的なものを、お互いに共有することが可能になります。
理想的な子育て、親らしい振る舞い、良好な親子関係。
これらの言葉を聞くと、「自分もそんな親になりたい!」と思うかもしれませんね。
では一体、何をどうしたら、自分のなりたい親像に近づけるのでしょうか?
ここでも、前述のように、数値化が役立ちます。
まずは、
「 今の自分は10点満点のうち何点か?」
という質問に置き換えて考えてみましょう、3点とか、7点とか少し見えてくる気がしませんか?(この段階では、ザックリと感覚的に点数をつけるだけでOKです)
そして 次の質問まで落とし込んでいくと、さらに見えてくるものがあります。
「では、 そこから1点だけ上げるためには、どうしたらいい?」
こう考えると、すぐ怒るのをやめようとか、子どもの前でSNSを見るのはやめようとか、子どもの話は目を見てちゃんと聞こうとか、具体的に自分がやるべき行動が見えてきますよね。
このように、目に見えず、他人とも共有しにくいことを数字で表して認識していくことを、スケーリング・クエスチョンと言います。
仕事でも子育てでも、なんだかハッキリ見えなくてモヤモヤする。
理想はあるけれど、どうすればそこにたどり着くのかわからない。
そんな時は、10点満点で実際に点数をつけてみると、次にやるべき一歩が見えてくるかもしれません。
理想は何か?といきなり考えるのではなく、「今の自分は何点?ここから何をすれば点数が上がる?」と、取り組むべき具体的な行動を積み重ねていくことで、あなたの思う理想の親に一歩ずつ近づいていきましょう。
仙台 りん 2014年、2016年、2018年生まれの3人を子育て中。 薬剤師として大学病院に勤務したのち、第一子出産を機に退職。 7年間の専業主婦を経て、2021年にフリーランスへ。 異なる分野の人から話を聞くことが好きで、現在は、企業が主催するママ座談会の進行や、
働く女性へのインタビューを行っている。 <保有資格> (一社)日本セルフエスティーム普及協会講師 石田勝紀主宰・MamaCafe認定ファシリテーター FUJI FILM主宰・ほめ写アンバサダー/アルバム大使 幼児向けお絵かき教室・コドモエアトリエ講師 薬剤師
まとめ