【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
>続きを読む
みなさんは、心理学で用いられる
「ストローク」という言葉をご存知でしょうか。
もともとは、相手に働きかける、投げかけるといった意味があり、
人との接触から得られる刺激のことを指しますが、
そこから発展して「他の人の存在を認めるための行動」という
意味で使われています。
このストロークには、
プラスのストロークとマイナスのストロークの2種類があります。
プラスのストロークを意識して人と接した場合、
相手は「自分は大切にされている」と感じる一方、
マイナスのストロークで人と接すると、
相手は、嫌、不快といった感情を抱きやすいです。
子育て中は、プラスのストロークを意識的に取り入れることで、
子どもの自己肯定感を高めることができます。
今回は、1秒でできて、親子ともども、
笑顔になれるプラスのストロークの中から、
私がとくにおすすめしたいものをご紹介します。
人間は誰しも、わかってほしい、認めてほしい、
気づいてほしい、信じてほしい、大切にしてほしい、といった思いを持っています。
これらの思いを満たしてあげられる行動がプラスのストロークで、
具体的には以下のようなものがあります。
ほほえむ
目を合わせる
手をつなぐ
目を見て話す
うなずく
なでる
ハグする
励ます
ねぎらう
目を見て話す
褒める
振り向く
名前を呼ぶ
握手する
挨拶する
どれも1秒でできるものばかりです。
日々の何気ない行動や仕草の中に簡単に取り入れることができますね。
過去の経験から私は、「さする」をおすすめします。
頭や背中を、やさしくなぜてあげるイメージです。
私は、3人の子どもを同じ病院で出産しました。
特に3回目の出産の時は慣れたもので、これといった不安はありませんでした。
また、3人とも母乳中心で育てましたが、実は母乳が出にくい体質のようで、
出産後の入院期間は1滴も出ないというのが当たり前でした。
同じ日に出産して同室になった私より若い初産のママは、
出産の翌日からおっぱいが痛くなるほど母乳がよく出る方でしたが、
それでも私は焦ることなく、マイペースに赤ちゃんに
おっぱいを吸ってもらっていました。
入院中は、毎日、助産師さんが見回りに来てくれ、
産後の様子を確認してくれます。
「どうですか?大丈夫ですか?」などと聞かれて、
私は「赤ちゃんのお世話をしていたら、だんだんを上の子たちの時の感覚を
思い出してきました。でもやっぱり眠いですよねぇ」と笑いながら、
軽く世間話ができるほどの余裕もありました。
年配の助産師さんが担当になったある日。
「子どもたちがいなくて正直、入院生活の方が心穏やかです」
「今日も1滴も母乳出ませんでしたよ」などと雑談をしていたのですが、
この時、助産師さんがずっと私の背中をさすってくれていたのです。
助産師さんが去るころには、不思議と、
今までに感じたことがないようなリラックスした気持ちになっていました。
退院後の慌ただしい生活、
上の子たちの心のケアなどを無意識のうちに考えて、
緊張感や責任感を感じていたのかもしれません。
ところが、さすってもらったことにより心が落ち着き、
良い意味で気持ちを緩めることができました。
今回の事例は、よしよしとさすってもらっていた時間が
1秒どころではないですが、たとえ短い時間でも、
人と人との肌のふれあい、肌の温もりを感じることは、
心に良い影響を与えてくれると思います。
子どもが大きくなるにつれて抱っこの時間、手をつなぐ時間、
徐々に触れ合う時間がなくなっていくでしょう。
子どもが大きくなっても、ランドセルを背負って学校へ向かうとき
「行ってらっしゃい!」と言いながらポンと肩をたたいて送り出したり、
帰ってきた時も「おかえり」と同時に腕の部分を
なでなでしてあげると良いかもしれませんね。
みなさんも、手軽にできて効果抜群な1秒ストローク、
ぜひ試してみてください。
ライター 仙台凛
心理学用語の「ストローク」は、英語のstroke「撫でる」 からきているそうです♪抱っこ紐をしている時って、抱きしめて愛情を伝えたり、頭を撫でたりできる絶好の機会だと思います。抱っこ紐をしてお散歩しながら、ポジティブトーク♪時には見つめあったり、お子様とのコミュニケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか♪