【元保育士ママが実際に使った木のおもちゃ10選】2024年クリスマスに絶対後悔しない知育玩具はこれ!
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現在我が家には小さな同居人がたくさんいます。
てんとう虫、バッタ、かまきり、蝶の幼虫、ダンゴムシ、名前の分からない虫たち(笑)
息子が一番好きなてんとう虫は、外に返したものも含めると100匹を超えます(汗)
自粛生活で遊び場が限られている中、自宅の庭や近くの公園、川沿いなどでの昆虫採集が日課に(笑)
「てんちゃん」、「バッタさん」、「かまちゃん」、「だんごちゃん」と名付け、息子なりに一生懸命お世話をし可愛がっているようです。
絵本の「はらぺこあおむし」が好きな息子は、蝶の幼虫を「あおちゃん」と名付けました。
私も共に生活をしていく中で、これは子育てに通じるものがあると感じるようになりました。
生きることに一生懸命!
正直私は虫が苦手です。その生態に興味もありません(笑)
しかし、小さな生き物に興味津々な息子の気持ちを大事にしてあげたいとも思います。
そこで、まずは虫図鑑を図書館で借りてくることにしました。
息子が真っ先に手に取ったのは、やはりてんとう虫図鑑。
そこにはてんとう虫の生態が分かりやすく書かれていて、虫が苦手な私も思わず見入ってしまう内容でした。
そこで、息子と一緒にてんとう虫の幼虫を探して育ててみることに。
てんとう虫はあぶら虫を食べるということで、それも捕まえて様子を見ます。
すると‥本当に食べた!それもすごい食欲!その小さな口で一生懸命食べている姿に強い生命力を感じました。
自然界の神秘
それから数週間。それは突然やってきました。息子が「なんかでてきてる!」と言うので見ると、蛹になっていたてんちゃんが皮を脱いで、この世に出てこようとしている!!
ふたりで応援すること数分‥「うまれたー!!」
うまれたてのてんとう虫って黄色いんですね。パプリカみたい⭐︎
図鑑やテレビで見るのと、実際に目の前で見るのとでは感動が全く違います。
しかも、それは自分たちで育てた命。
時を同じくして、あおちゃんもいつの間にか蛹になり、そして蝶へと大変身!
それも突然でした。やっと息子の幼稚園が始まり、お迎えから帰ってきた時のこと。玄関に置いていた虫かごの中で何か動いてる!!
大きなアゲハ蝶です!きっと羽化したばかりでしょう。
「見逃したー!!」と今度はその神秘的瞬間に立ち会えなかったことが悔やまれます。
少し羽がしっかりしてくるのを待って、庭に返してあげることに。
その時思い出しました‥息子がうまれた日もこんな雨の日だったなと。
偶然のタイミングになんだか縁を感じます。
なかなか息子の手を離れようとしない「あおちゃん」。
その様子を私は胸いっぱいに眺めながら、そろそろバイバイだねとそっと離してあげました。
違いを受け入れ、共に生きるということ
この世界に生きているのは人間だけではありません。自分とは全く違う性質を持った生き物がいる、命がある‥それを受け入れること。
これができれば、誰かを傷つけることも、悲しい争いも起きないんじゃないかな‥大袈裟かもしれないですが、虫たちと遊んでいる息子を見て、私はふとそんなことを思いました。
そして私たちは命を頂くことで生きていける。それを忘れてはならないなと。
とにかく食べる幼虫期から、大人になる為の準備期間を経て成虫へ‥。
大人になる瞬間‥それはいつ起きるか分からない‥人間の子どもも同じなのではないかと私は思います。
どれだけこちらが願っても、その子のタイミングでしかどうにもならないことがある。
私たちにできることは、その子の力を信じて見守ることなのではないかと。
そんな大切なことを教えてくれた虫たちに感謝して、今日も昆虫採集は続きます(笑)
ライター とこしまゆき