出産祝いにおもちゃはいらない⁉喜ばれるおもちゃの選び方
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4歳の息子が、私に叱られる時に見せる顔があります。
それは、「いかにも作ってますー」というような「ザ・作り笑顔」(笑)
いつ頃からかこの顔をするようになり、笑顔を作ったまま一生懸命に私の顔を覗き込んでくるのです。私の機嫌を取りたいのか、「叱られても僕は平気だもんねー」と言いたいのか‥謎です。この謎を解明すべく、私は息子を観察してみることにしました。
この笑顔の違いは何か‥。
息子が楽しく遊んでいる時に、私がカメラを向けると作ってくれる笑顔があります。この時の笑顔と、叱られた時に見せる「ザ・作り笑顔」は、似ていますが何かが違います。
何が違うのか‥もう少し観察することにしました。
話は変わりますが、息子はおしゃべりが好きで、「本当にお話が上手ですよね!」と幼稚園の先生に褒められるほど。
おしゃべりができるようになった頃から、誰にでも笑顔で「こんにちはぁ!!」と挨拶をしていました。そして「偉いねー!」と笑顔で返されると、とても嬉しそうだった息子。
そんな経験から、「笑顔は笑顔を呼ぶ」ということを学んだようです。
このことを思い出した時、私は気付きました。「ザ・作り笑顔」は、私に「笑ってほしい」と息子が訴えていたのだということに。
自分が笑えばママも笑ってくれるはず‥息子はこう考えていたのでしょう。
前に突然、「僕は笑ってるママが好きなんやもん」と息子が言ったことがありました。
この「ザ・作り笑顔」は、私の機嫌を取っているのでもなく、叱られても自分は平気だと言っているのでもなく、ただ心から「ママ笑って」という息子からのSOSだったのです。そういえば、息子がこの笑顔をする時は、私が怒り過ぎたなと反省する時でもありました。
息子のSOSに気付かず、「なんでこんな時にヘラヘラと笑ってるの!?」と余計にイライラしていた私。そして、楽しく遊んでいる時にカメラに見せる笑顔と何が違ったのか‥それは「目」です。
ただ笑顔を作っている時と違い、「ザ・作り笑顔」の時は、何かを必死に訴えているような、いまにも涙が溢れてきそうな目をしていたのです。
このことに気付いた私は心が苦しくなり、それからはこの「ザ・作り笑顔」はなるべく作らせないようにしています。
たまに作らせてしまいますが‥(笑)
先日、少し大人になった作り笑顔を私に見せてくれた息子。
それは、予防接種の為に訪れた病院の待合室でのことでした。
3歳前までは、病院に着いた途端大号泣だった息子。
小さな町の病院に響き渡る「いやー!!」という悲痛な声。
先生をはじめ、病院のスタッフさんたちも苦笑いでした(笑)
そんな息子が、病院に着いても泣くことも嫌がることもなくなったのは3歳を過ぎた頃。待合室にある絵本を静かに読むようになっていました。
名前を呼ばれると返事をし、「本を片付けてくるからちょっと待ってて!」と窓口に伝えに行き、自分で本を片付けるとさっと診察室に入って行く息子。
私は感動したことを覚えています。
そして4歳を過ぎた現在。
その日は今季2回目の注射だと分かっていたので、待合室でそわそわしていた息子。そしてなんと、作り笑顔を私に見せてくれたのです。
この笑顔をどう表現したら良いのでしょう‥。
「僕大丈夫だからね。」と堂々とした、でもちょっぴり怖がっているような‥
まさに大人の男性の営業スマイルのようでした。
いや、商談前の強気の笑顔かも。
我が子ながらかっこいい!恋に落ちそうでした(笑)
病院内なので写真が撮れず残念でしたが、その笑顔はしっかりと私の心に残っています。
これから先息子はどんな笑顔を見せてくれるのか、
その成長を楽しみに、今日も息子の観察は続きます。
ライター とこしまゆき
皆さんのお子さまは、作り笑いをされますか???この記事を読んで、「苦しいとき、困ったときほど、笑顔になる」と気持ちが向上して道筋がうまく軌道に乗るよと、ある人に助言されたことを思い出しました。皆さんは、困りごとがあるとき、どう対処されますか?